車載用電圧監視機能付きLDOボルテージレギュレータ発売、世界トップの自己低消費電流…エイブリック

車載用電圧監視機能付きLDOボルテージレギュレータ S-19310/S-19315/S-19316シリーズ
車載用電圧監視機能付きLDOボルテージレギュレータ S-19310/S-19315/S-19316シリーズ全 1 枚

エイブリックは、車載用電圧監視機能付きLDOボルテージレギュレータ「S-19310/S-19315/S-19316シリーズ」を3月16日に発売した。

自動車の多機能化や電装化が進み、車両に搭載されるECUの数は増加。そのため、一つひとつのECUに許容される暗電流(待機電流)は非常に小さくなっている。暗電流を下げるためにタイマICを使用してシステムの間欠駆動を行うECUもあるが、その場合の暗電流はタイマICと電源ICの消費電流の足し算で決まるため、電源ICの自己消費電流が小さければ小さいほど、もともと非常に小さな消費電流のタイマICを最大限に活かせる。今回発売したS-19310/S-19315/S-19316シリーズは、世界トップレベルの自己低消費電流を実現し、究極の低暗電流化要求に対応する。

また、一般的なLDOボルテージレギュレータは高温時、軽負荷時に出力電圧が上昇するため、出力先に接続されたデバイスを危険にさらす可能性があった。新製品は高温時の出力電圧上昇を抑える機能を内蔵し、負荷の軽いタイマIC使用時の低消費と安全性の両方を実現した。

電圧の監視対象により、最適なシリーズの選択が可能。S-19310は内蔵されたLDOボルテージレギュレータの出力電圧、S-19315はSENSE端子の接続先の電圧、S-19316は内蔵されたLDOボルテージレギュレータの入力電圧をそれぞれ監視する。また、検出電圧と解除電圧を一定範囲でそれぞれ任意に設定できるため、それぞれのシステムに最適な電圧監視を提供できる。

さらに、三温度テスト (低温、常温、高温) を実施し、AECによる各種の信頼性・品質評価試験であるAEC-Q100に対応予定。また、PPAPにも対応可能。自動車等の過酷な環境での使用が可能となっている。

《纐纈敏也@DAYS》

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