ポルシェの営業利益が過去最高に、新車販売が9年連続で増加 2019年通期決算

ポルシェの2019年通期決算発表会
ポルシェの2019年通期決算発表会全 3 枚

ポルシェ(Porsche)は3月20日、2019年通期(1~12月)の決算を発表した。

同社の発表によると、売上高は過去最高の285億ユーロ(約3兆4045億円)。前年の258億ユーロに対して、11%増加した。

また、2019年通期の特別損益前の営業利益は、過去最高の44億ユーロ(約5257億円)。前年実績に対して、3%増えている。一方、営業利益率は、前年の16.6%から15.4%へ後退した。

2019年の世界新車販売台数は、新記録となる28万0800台。前年比は10%増と、9年連続で販売記録を更新した。単一国の最量販市場は、引き続き米国を上回った中国だ。中国では2019年、前年比8%増の8万6752台とプラスを維持した。中国を含めたアジア太平洋、アフリカ、中東は、合計で7%増の11万6458台を売り上げる。

また、欧州は前年比15%増の8万8975台と、2年ぶりに回復を果たした。このうち、地元ドイツは3万1618台で、前年比は15%増と3年ぶりに前年実績を上回った。米国は、8%増の6万1568台と、引き続き増加した。

日本は2019年、過去最高の7192台を販売した。前年比は0.4%増と、10年連続で増加した。ポルシェによると、日本国内において10年連続で新規登録台数が増加したブランドは、ポルシェが唯一という。SUVの『マカン』と新型『911』が、販売の伸びに貢献している。

2019年の世界販売の車種別実績では、SUVのマカンが引き続き最量販モデルに。2019年は改良新型投入の効果で、前年比16%増の9万9944台とプラスに転じた。『カイエン』も、クーペの設定などにより、前年比29%増の9万2055台と好調だった。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  3. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  5. マッスルカーにはやっぱりエンジン!新型『チャージャー』登場に「センス抜群!」「これなら日本でも」など反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る