自動車事故の原因調査に「画像解析フォレンジック」を本格導入 あいおいニッセイ同和損保

元の画像の焦点の大きさをフォーカス補正で調節し、判別できるレベルに鮮明化
元の画像の焦点の大きさをフォーカス補正で調節し、判別できるレベルに鮮明化全 2 枚

あいおいニッセイ同和損保は、自動車事故の調査を委託している、あいおいニッセイ同和損害調査に、業界初となる「画像解析フォレンジック」を4月より本格導入すると発表した。

[未破損のフレームを集め、動画を再生可能に]

昨今、自動車事故の原因調査にて、ドライブレコーダー動画等のデジタルデータを重要な証拠として取り扱うケースが増加。しかし、事故の衝撃等によって動画データが破損した、あるいは、記録されている動画または画像が不鮮明なため事故状況を確認できない等の理由により、事故原因の調査に活用できない事例も確認されている。このような状況を受け、同社では2019年4月より「画像解析フォレンジック」のテスト導入を開始していたが、顧客ニーズの高まりを受け、4月より本格導入することを決定した。

フォレンジックとは、法的証拠を見つけるための鑑識調査や情報解析に伴う技術や手順のことで、画像解析フォレンジックでは、識別困難な状態から証拠となる動画/画像データが抽出できる。同社では、法執行機関や警察機関等の調査で多くの画像解析調査の実績を残してきた、リーガルテック社の画像解析ツールを活用することで、動画/画像の復元や鮮明化を実施している。

これまで、データ破損によって再生不可能な状態だったドライブレコーダー動画を復元することで事故時の信号色が確認できたほか、識別不可能な防犯カメラ画像を鮮明化することで相手車両を特定するなど、事故対応での実績を挙げている。2019年4月のテスト導入から2020年2月までの間に、動画復元や画像の鮮明化の調査依頼件数は約5倍まで増加している。

同社では、4月の本格導入に合わせて解析専任者を新たに配置し、社内体制を整備。また、拡大が想定される調査ニーズへ迅速に対応するため、解析に使用する機械の台数を2倍に増やすなど、対応体制も強化している。今後、同社契約者の事故調査にて画像解析フォレンジックを活用することで、さらなる事故対応サービスの充実を図っていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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