新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、JRや私鉄各社で運行しているSL列車の運休期間延長などが相次いでいる。
JR西日本では、2020年シーズンの運行開始を3月20日からとしていた山口線新山口~津和野間の『SL「やまぐち」号』を3月29日まで運休としていたが、3月24日には5月6日までに変更すると発表。
3月25日には、北陸本線米原~木ノ本間で運行する『SL北びわこ号』のうち、4月26日、5月3日の運休を発表。5月10日以降については指定席券の販売数を減らして運行するとしている。
一方、下館駅(茨城県筑西市)と茂木(もてぎ)駅(栃木県茂木町)を結ぶ真岡鐡道の『SLもおか』は、3月7~22日の運休を決めていたが、これを4月5日まで延長する。4月11日以降については運行予定としているが「新型コロナウイルス感染症の動向によっては変更となる場合もございます」とアナウンスしている。
SL北びわこ号また、金谷~千頭(せんず)間で『SLかわね路号』を運行している静岡県の大井川鐡道は、同列車での車内販売や記念写真撮影サービスの休止、「SLおじさん」「SLおばさん」と称した専務車掌の車内巡回自粛を3月11~31日としていたが、3月24日には4月6日まで延長すると発表している。