ブラバス、メルセデスベンツ GLE 新型 をカスタム…ディーゼルを最大トルク76.5kgmに強化

2種類のディーゼルエンジンをチューニング

0~100km/h加速は5.5秒に短縮

ブラバスらしいスポーティな内外装

ブラバスがカスタマイズした新型メルセデスベンツ GLE
ブラバスがカスタマイズした新型メルセデスベンツ GLE全 20 枚

ブラバス(BRABUS)は、新型メルセデスベンツ『GLE』向けのカスタマイズプログラムを欧州で発表した。

ブラバスは、メルセデスベンツのトップチューナーとして知られる存在だ。そのブラバスが、メルセデスベンツの主力SUVのひとつ、GLEの新型をカスタマイズしている。

2種類のディーゼルエンジンをチューニング

ブラバスは、新型GLEのターボディーゼルエンジン搭載モデル、「GLE 300 d 4MATIC」グレードと「GLE 400 d 4MATIC」グレードのパフォーマンスをアップグレードする。

GLE 300 d 4MATICグレードには、2.0リットル(1950cc)の直列4気筒ターボディーゼルエンジンを積む。最大出力は245hp/4200rpm、最大トルクは51kgm/1600~2400rpmを引き出す。トランスミッションは9速ATを組み合わせた。0~100km/h加速は7.2秒、最高速は225km/hの性能を発揮する。

GLE 400 d 4MATICグレードには、「OM656」型3.0リットル直列6気筒ターボディーゼルエンジンを搭載する。最大出力は330hp/3600~4000rpm、最大トルクは71.4kgm/1200~3000rpmを引き出す。トランスミッションは9速ATを組み合わせた。0~100km/h加速は5.8秒、最高速は240km/hの性能を備えている。ブラバスがカスタマイズした新型メルセデスベンツ GLEブラバスがカスタマイズした新型メルセデスベンツ GLE

0~100km/h加速は5.5秒に短縮

ブラバスは、「BRABUS PowerXtra」と呼ばれるエンジンアップグレードキットを用意した。ブラバスがエンジンコンピュータなどにチューニングを施し、走行性能を向上させる。これにより、GLE 300 d 4MATICグレードでは、0~100km/h加速は7.2秒から6.9秒に、0.3秒短縮。最高速は225km/hで変わらない。

GLE 400 d 4MATICグレードでは、エンジンの最大出力はベース車両の330hpから370hp/4200rpmに、40hpアップする。最大トルクは71.4kgmから76.5kgmへ、5.1kgm強化された。76.5kgmもの最大トルクは、2500rpmという低回転域から引き出される。0~100km/h加速は5.5秒と、ベース車両に対して、0.3秒短縮。最高速は225km/hから250km/hへ、25km/h引き上げられた。ブラバスがカスタマイズした新型メルセデスベンツ GLEブラバスがカスタマイズした新型メルセデスベンツ GLE

ブラバスらしいスポーティな内外装

新型GLEのエクステリアを、さらに個性的にするために、ブラバスはエアロダイナミクスパーツを新開発した。たとえば、「AMGライン」仕様のフロントバンパーには、サイドエアインテークに新設計の「BRABUSアタッチメント」が追加されている。このBRABUSアタッチメントには、ドライバーが駐車中の車両に近づいたり、ドアハンドルを引いたりすると、発光するアンビエントライトが組み込まれる。

リアには、テールゲートに「BRABUSリアスポイラー」が装着できる。ホイールは、サイズが最大23インチまで用意されており、足元を引き締める効果を発揮する。「AIRMATIC」と呼ばれるエアサスペンション用に開発された「BRABUSサスペンションモジュール」は、車高が 25mmダウンする。スポーティなロードタイヤを履きこなすために、特別に設計されている。

インテリア向けのカスタマイズパーツも、ラインナップされている。最高級のレザーとアルカンターラを組み合わせた「BRABUSレザーインテリア」が選択できる。さらなるオプションとして、インテリアのカーボンファイバー&ウッドトリムセットが用意された。この他、バックライト付きのBRABUSロゴ入りアルミ製ペダルやドアロックピン、ステンレス製のスカッフプレートが設定されている。

なお、ブラバスは、新型GLE向けのすべてのコンポーネントに、3年間走行距離10万kmの保証が適用される、としている。ブラバスがカスタマイズした新型メルセデスベンツ GLEブラバスがカスタマイズした新型メルセデスベンツ GLE

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. “夏ドライブ”の快適性を上げる、便利アイテム2種5品[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る