ホンダ 八郷社長「得手に帆をあげ、力を伸ばして」…オンラインなど分散で入社式

ホンダの八郷隆弘社長(参考写真)
ホンダの八郷隆弘社長(参考写真)全 2 枚

ホンダは4月1日に2020年度の入社式を開いた。新型コロナウイルスの感染拡大により、例年の一堂に介する式は見送り、オンラインなどで八郷隆弘社長のメッセージ動画を配信した。

【画像全2枚】

ホンダの今年度の新入社員(本田技術研究所など含む)は、この1年間のキャリア採用(中途入社)576人を含み計1545人で、昨年度の1586人よりは41人減少した。これはキャリア採用が100人減ったためで、学卒の614人(技術系538人、文系76人)や製作所などの「事業所定期採用者」(355人)はいずれも昨年度を上回っている。

入社式は事業所ごとに開いたほか、自宅でテレワークしている人はパソコンを閲覧するなど、異例の分散型となった。ホンダの入社式は鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開くのが恒例となっている。

メッセージで八郷社長は2050年を見据えて策定した「2030年ビジョン」について触れ、「ホンダは、どのような時代でも社会から存在を期待される企業であり続けたい。ビジョンは『すべての人に、”生活の可能性が拡がる喜び”を提供する』をステートメントとしている。皆さんもホンダの普遍の想いである『熱き想い』で『新しいことにチャレンジ』し、ビジョンの実現に向かってほしい」と話した。

さらに、創業者(本田宗一郎氏)の「得手に帆をあげて」という言葉を贈りたいとし、「これは、自分が得意なことに全力を尽くして力を発揮する、という意味であり、皆さん一人ひとりが得意な領域で能力を伸ばし、その力を結集すれば、お客様に喜ばれる魅力的な製品、サービスを生み出すことができる。是非自分の強みを見つけ、全力で伸ばしてください」と訴えた。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  4. 爆売れ確実? これがトヨタ『ランクルFJ』のピックアップトラックだ! 実現の可能性は
  5. 11/28【無料】CES2026予習&復習セミナー「前回レポートでの振り返りと今年の見どころを紹介」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る