ホンダの「バーチャルモーターサイクルショー」が開催中、在宅でも最新バイクを楽しめる…会場を覗いてみた

Honda バーチャルモーターサイクルショー
Honda バーチャルモーターサイクルショー全 23 枚

Honda バーチャルモーターサイクルショーHonda バーチャルモーターサイクルショー
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となったモーターサイクルショーだが、ホンダでは「Honda バーチャルモーターサイクルショー」を展開中。その会場の模様は交代制で報道にも公開された。

プレスカンファレンスも開かれ、ワールドプレミアのコンセプトモデル『CB-F コンセプト』を発表。CB生誕から60年が経つ節目のタイミングで、CBのコンセプトである「守り抜く事と変革する事」を徹底的に議論し、具現化した参考出展車となっている。ベースは『CB1000R』、1979年発売の『CB750F』に由来する銀×青のスペンサーカラーが目をひく。

バイクに親しんでもらうためレンタル事業もスタート!

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ホンダモーターサイクルジャパンの加藤千明社長は、バイク市場活性化を促す目的のレンタル事業「HondaGO BIKE RENTAL」を4月6日にスタートすることも明らかにした。

バイクに興味関心を持つ若年層を中心に、触れて乗れる機会の拡大を目指す。また、二輪免許を取得したものの、4割以上の人がバイクを購入したことがないことも調査で判明した。「もっと気軽に、もっと身近に」をキーワードに、WEB予約で手続きも容易に。ヘルメットやジャケット等もレンタルでき、保険や補償プランなども万全とした。

HondaGO BIKE RENTAL実施数は、6月末までに約250店を予定し、店舗数としては国内最大級となる見込み。レンタル基本料金は50ccSHORTプラン(~2時間)税込み1500円~で、大型バイクも設定されるのはもちろん、レンタル期間も2泊3日のツーリングを想定した55時間の長期プラン(LONG GOGOプラン)も用意する。

218PS発揮の“RR-R”も登場!

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出展車両も話題性豊かなものばかり揃った。フルモデルチェンジした『CBR1000RR-Rファイアブレード』は、モトGPマシン『RC213V』と同一のボア・ストロークでショートストローク化し、高強度アルミ鍛造ピストンやチタンコンロッドなどを採用。最高出力218PSを発揮する。

売れ行き好調な『レブル250』も新型となり、灯火類をオールLED化し、アシストスリッパークラッチを新採用。ヘッドライトカウルやフォークブーツなど純正アクセサリーを標準装備し、車体をブラックアウトした『レブル250Sエディション』もデビューした。

『CT125ハンターカブ』も注目株。スーパーカブC125をベースに、ヘッドパイプまわりを補強しピボットプレートを追加し、最低地上高165mmを確保。アップマフラーやハイマウント吸気ダクトなど、CTならではの伝統装備も受け継いでいる。

気になるモデルをバーチャルでじっくり!!

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ファン垂涎のレースマシンも展示されている。『CRF450 RALLY』は、サウジアラビアを舞台に開催されたダカールラリー2020で二輪車部門総合優勝を獲得したワークスマシン。「世界一過酷なモータースポーツ競技」と言われ、総走行距離は13日間で全12ステージ7000km以上にもなる。走行ルートの75%が砂漠地帯のレースであったが、ホンダは1989年に優勝して以来31年ぶりのダカールラリー優勝となった。

お隣は最高峰MotoGPクラスに、ワークスチーム「レプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)」から参戦するマルク・マルケス選手の『RC213V』。ウイリー抑制に一定の効用があるボックス形状のウイングレットが2段構えで備わる。インレットダクトが極力ストレート化され、300PS前後を叩き出すとも言われる。

「Honda バーチャルモーターサイクルショー」では、こうした車両たちを「360°フォトグラフィー」で、まるでその場に訪れたかのような臨場感で見ることができる。マルケス選手が乗る『CBR1000RR FIREBLADE』をライダー目線で楽しめる映像など、バーチャル体験要素が目白押しだ。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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