北陸本線のSL列車も当面運行を見合せ…京都のトロッコ列車は緊急事態宣言に備え運休に 新型コロナウイルスの影響

山口線の『SL「やまぐち」号』と同様に運行開始が見通せなくなった『SL北びわこ号』。
山口線の『SL「やまぐち」号』と同様に運行開始が見通せなくなった『SL北びわこ号』。全 2 枚

JR西日本は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、イベント列車の運休を拡大する。

[写真:嵯峨野観光鉄道]

4月7日の発表によると、4月26日から今シーズンの運行を開始する予定だった北陸本線米原~木ノ本間の『SL北びわこ号』は、5月3日までの運休としていたが、これを当面の間とする。

また、金沢~和倉温泉間で運行されている七尾線の観光列車『花嫁のれん』と、高岡~城端間や新高岡~氷見間で運行されている、城端線と氷見線の観光列車『ベル・モンターニュ・エ・メール』(べるもんた)については、4月10日以降の運行を見合わせるとしている。

なお、JR西日本のグループ会社である京都府の嵯峨野観光鉄道が運行しているトロッコ列車は、4月8日に政府がインフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」を発令することになり、近隣府県から外出自粛要請が出される見込みになったとして、4月8日~5月6日の運行を終日中止する。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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