ポールスター、『プリセプト』の詳細発表…次世代4ドアEVグランドツアラー

フロントグリルに先進運転支援システム用のテクノロジー

15インチの大型デジタルインターフェイスがドライバーを認識

室内へのアクセス性を高める逆ヒンジのリアドア

ポールスター・プリセプト
ポールスター・プリセプト全 15 枚

ボルボカーズ傘下の高性能車開発メーカーのポールスターは4月7日、コンセプトカーの『プリセプト』(Polestar Precept)の詳細を発表した。

【写真】ポールスター・プリセプト(全15枚)

車名の「Precept」は、先駆ける、を意味する「Pre」に、コンセプトを合わせた造語となる。ポールスターによると、将来のビジョンを示すコンセプトカーになるという。

プリセプトは、次世代の4ドアEVグランドツアラーを提案したデザインスタディとなる。大容量のバッテリーパックは、3100mmのホイールベース間にレイアウトした。長いホイールベースは、低いルーフにもかかわらず、大容量バッテリーの搭載とインテリアスペースの拡大を可能にした。この4ドアのグランドツアラーは、後席の足元と頭上の空間を確保しながら、低く洗練されたシルエットを追求している。

フロントグリルに先進運転支援システム用のテクノロジー

フロントグリルは、ポールスターの「SmartZone」に置き換えられた。エンジン冷却用の空気を導入する必要のないEVのため、フロントグリルには、安全センサーなど先進運転支援システム(ADAS)用のテクノロジーが組み込まれる。

フロントグリル部分の透明なパネルの向こう側には、長距離と中距離の2つのレーダーセンサーと高解像度の広角カメラを装備。ガラスルーフの上には、自動運転用のLiDARセンサーが取り付けられた。最新の LEDヘッドライトは、さらにダイナミックなデザインに進化している。ポールスター・プリセプトポールスター・プリセプト

プリセプトでは、フロントフェンダーを上下に2分割し、上側のフェンダーをボンネットと一体設計とした。これにより、エアロダイナミクス性能が向上し、車両の航続が延びるという。リアでは、ワイドなライトブレードが車両の幅全体に広がっている。

前輪後方のエアダクトは、ホイールハウスからの空気の排出を促進し、車両側面の空気の流れを最適化する。後輪の前後にあるエアダクトは、ブレーキの冷却とホイールハウスの減圧に貢献している。22インチのホイールも、エアロダイナミクスを追求したデザインだ。CピラーのLEDサイドマーカーには、充電状態を表示する。

15インチの大型デジタルインターフェイスがドライバーを認識

グーグルの「Android」を搭載した次世代のHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)は、ポールスターとグーグルとの緊密なコラボレーションから生まれた。ボルボカーズはグーグルと提携し、アンドロイドを搭載したインフォテイメントシステムに、「グーグル・アシスタント(Google Assistant)」、「グーグル・マップ(Google Maps)」、「グーグル・プレイ・ストア(Google Play Store)」を組み込んでいる。ボルボカーズとグーグルは、過去数年にわたり、共同開発を進めてきた。

この新しいシステムによって、グーグルのオープンソースのアンドロイドプラットフォーム、「アンドロイド・オートモーティブOS(Android Automotive OS)」を車載化し、グーグル・マップやグーグル・アシスタント、自動車用アプリなどのサービスを、リアルタイムで更新できるようになる。ポールスター・プリセプトポールスター・プリセプト

ポールスターのプリセプトでは、縦向きの大型15インチタッチスクリーンは、12.5インチのドライバーディスプレイと照明付きのブレードでつながり、デジタルコックピットを構築する。ポールスターのエンブレムが、後席のヘッドレストの間のスウェーデン製クリスタルの中に、ホログラフィックで浮かんで見えるようにした。

また、アイトラッキングにより、車両がドライバーの視線をモニターする。それに応じて、画面のさまざまなコンテンツを調整できる。さらに近接センサーが、運転中のセンターディスプレイの使いやすさを向上させる。

この15インチの大型デジタルインターフェイスは、ドライバーを認識し、デジタルキーによって設定や個人コンテンツの認証を行う。駐車中や充電中には、ビデオストリーミングサービスが利用できる。ポールスター・プリセプトポールスター・プリセプト

室内へのアクセス性を高める逆ヒンジのリアドア

ドアミラーはカメラを使ったデジタルミラーに置き換えられた。インテリアでは、従来のルームミラーがデジタルスクリーンに置き換えられている。映像は、車両後部に取り付けられた広角カメラから取り込まれる。デジタルミラーの採用により、リアウィンドウは持たない。大型のガラスルーフがリアシートの頭上に広がる。テールゲートは、大きな開口部と高い位置にヒンジが備わる。

後部ドアは逆ヒンジで開き、インテリアへのアクセス性を高めている。インテリアには、持続可能な新しい素材を導入した。内装パネルとシートバック用の「Bcomp」と呼ばれる亜麻由来の複合素材は、内装の重量を最大50%削減した。さらに、プラスチックの使用を最大80%減らすことを可能にしている。

シートの表面は、リサイクルペットボトルで立体的に編み込まれた。サイドボルスターとヘッドレストは、リサイクルされたコルクビニール製で、カーペットは再生された漁網で作られている。ポールスター・プリセプトポールスター・プリセプト動物のリアル『REANIMAL』 > 飼いたいと思ってる方も

《森脇稔》

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