ニュルブルクリンク24時間レースでのクラス3連覇をめざすスバル/STI。ニュル24時間は新型コロナウイルスの影響で開催が5月から9月への延期が発表されたが、それに先立つ2月26日、富士スピードウェイでは参戦車両『WRX STI』のシェイクダウンがおこなわれていた。
STIのねらいは、SP3T(排気量2リットル以下のターボモデル)クラス3連覇、過去最高の総合順位18位以内。この目標を達成するための課題は、「予選タイムのクラスコースレコード(8分56秒)の更新」「全スティント9ラップ(約225km)」「過去最多周回数(146周の更新)」の3つだという。
この日、レスポンスは、2016年のニュル24時間を戦ったWRX STIの独占試乗をおこなった。ドライバーはレーサー/モータージャーナリストの桂伸一氏だ。桂氏はニュル24時間を知る男であると同時に、STI総監督の辰己英治氏とはかつて『レガシィ』で共にレースを戦った盟友でもある。
2016年モデルから見えた2020年モデルの実力、そして市販車との違いとは。ふたりの貴重な思い出話からレースの裏話、今年のニュル24時間にかける意気込みまで、独占インタビューの様子を動画でお届けする。
桂氏が試乗した2016年ニュル参戦車両