自動車販売店による地域支援 トヨタ・モビリティ基金が助成事業29件を採択

(イメージ)
(イメージ)全 2 枚

トヨタ・モビリティ基金(TMF)は4月10日、日本自動車販売協会連合会(自販連)による自動車販売店各社の地域支援活動に対する助成事業において、採択案件を決定した。

日本では、特に地方都市で見られるように、過疎化により公共交通が縮小しており、免許を持たない子どもや免許返納後の高齢者にとって、通学や通院、買い物といった、日々の生活にて欠かせない移動に支障をきたすケースが増加。また、地域を問わず、誰もが利用しやすい便利な移動手段を実現することが重要な課題となっている。

そこでTMFは自販連と連携し、地域の事情に精通している自動車販売店各社を対象に、事業の枠を超えて地域貢献を目的とした活動や仕組みづくりを目指す事業案を公募。全国の自動車販売店から51件の応募が集まった。TMFは選考基準に基づき、地域経営や地域の移動課題解決に取り組む大学教授、NPO法人の代表等の有識者による選考を行い、29案件を採択した。

採択案件には、オンデマンドでのコミュニティバスの運行により、利便性の向上と経済的な負担を軽減して外出を促進するような仕組みづくりや、販売店が所有する試乗車の未使用時間を活用した高齢者等の移動支援など、地域の移動に長く携わってきた自動車販売店の経験やノウハウを生かした活動が多く含まれている。TMFでは4月下旬より順次助成を開始し、全ての活動が地域課題解決に貢献し、助成終了後も活動を継続していけるよう、適切な進捗確認、アドバイスを行っていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. メルセデスベンツの新型高級ミニバン『VLE』、プロトタイプの写真を公開
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る