小海線の無線式列車制御システムは導入延期…新型の運行開始先送りも 新型コロナ

無線式列車制御システムの導入が延期された小海線。
無線式列車制御システムの導入が延期された小海線。全 3 枚
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、各鉄道事業者で新システムや新型車両の導入延期が相次いでいる。

JR東日本は4月14日、小海線(小淵沢~小海~小諸)で4月20日からとしていた無線式列車制御システムの導入を延期すると発表した。このシステムは信号機の条件に応じた情報伝送を、線路上の地上子から無線に置き換えるもので、4月19日に切換え作業を実施する予定だったが、感染防止の観点から中止されることになった。

一方、長野駅(長野県長野市)と湯田中駅(長野県山ノ内町)を結ぶ長野電鉄では、ゴールデンウィークからとしていた3000系の営業運行を延期。同車は東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線用03系6両を譲り受けたもので、2020年中に3両編成2本が登場することになっている。

また、東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)の各施設を結ぶ跨座式モノレール「ディズニーリゾートライン」では、2001年の開業以来となる新型車両『リゾートライナー(Type C)』を5月21日から運行する予定としていたが、これも延期されることになった。

なお、東京ディズニーリゾートの各施設は現在休園しているが、ディズニーリゾートラインは終発を20時3分とする終日14分間隔での運行を行なっている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  3. マツダの新型SUV『EZ-60』すでに4万台の予約殺到! SNSでは「マツダ復権か??」「日本でも売るべき」など話題に
  4. BMW、ケージ構造でヘルメット不要の電動スクーター『ビジョンCE』発表へ…IAAモビリティ2025
  5. ホンダ『オデッセイ』専用コンソールボックス「オデュッセイヤ」発売、高級感と機能性のプレミアム仕様
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る