ヒア、コネクトカーから人の移動を推定…新型コロナの感染拡大防止、イタリア政府を支援

4月8日、ベルガモ
4月8日、ベルガモ全 2 枚

ヒア(HERE)は4月14日、人々の移動や移動距離の変化を推定するビッグデータソリューションを開発し、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の防止に取り組むイタリア政府を支援すると発表した。

このビッグデータソリューションは、位置データとデジタル地図サービスを手がけるヒアと、イタリアの電力大手のEnel Xが共同開発した。「シティ・アナリティクス・モビリティ・マップ」と呼ばれる。

このソリューションでは、コネクテッドカーのセンサー、ナビゲーションシステム、モバイルアプリ、政府機関が持つ匿名情報などを集約して、位置データを表示する。このデータを処理することによって、新型コロナウイルスの感染拡大前の2020年1月と比較した人々の移動や移動距離の変化が分かるという。

イタリア政府や当局は5月31日まで、このビッグデータソリューションに無料でアクセスできる。ここで得た情報を利用して、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、重点的に取り組むエリアを特定する。

ヒアは、位置情報を活用して世界的な新型コロナウイルスの感染拡大と戦い、Enel Xとともにイタリア国民のプライバシーを保護しながら、新型コロナウイルスの拡散を封じ込めるイタリア政府の活動を支援していく、としている。

《森脇稔》

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