[カーオーディオ 取り付け]パワードサブウーファー取り付け作業の中身

パワードサブウーファーの一例(DLS)。
パワードサブウーファーの一例(DLS)。全 3 枚

カーオーディオでは、製品をクルマに取り付けて初めて音が出る。当特集では、その“取り付け作業”の内容を、ユニットごとに1つ1つ詳しく紹介している。それを知っておくことで、取り付け時の“工賃”がイメージしやすくなるからだ。

【画像全3枚】

その第4回目となる当回では、「パワードサブウーファー」を取り付ける際に必要となる作業の中身を、掘り下げて解説していく。

「パワードサブウーファー」の取り付けにおいて必要となる作業とは…。

ところでクルマの中では、とかく低音が不足しがちだ。ドアに装着できるスピーカーには大きさ的な限界があり、最低音までスムーズに再生しきれないからだ。また、走行することで発生する“ロードノイズ”が低音に覆い被さるという弊害も発生する。ゆえに、低音再生のスペシャリストである「サブウーファー」が重宝される、というわけなのだ。

で、その“低音強化”を手軽に実行したいと思った際には、小型・薄型の「パワードサブウーファー」が頼りになる。これならば「サブウーファーユニット」、「ボックス」、「パワーアンプ」という低音を鳴らすために必要なものがオールインワンとなっているので、手っ取り早い。しかもシート下に設置できるモデルを選べば、インストール的なハードルも低くなる。

さて、このように「パワードサブウーファー」は便利なアイテムではあるけれど、ただ置けばいい、というものではない。すべき取り付け手順を踏まないと音を出せない。

どのような取り付け作業が必要となるのかと言うと…。行うべき作業は主には3つある。1つ目は「電源配線」、2つ目は「信号配線」、そして3つ目は「固定」だ。では、それぞれがどのような作業なのかを、1つ1つ説明していこう。まずは「電源配線」から。

ちなみに手軽な電装品の場合、電源はシガーソケットから取られたりもするのだが、「パワードサブウーファー」の場合はそうもいかない。メインバッテリーから直接電源が引き込まれることが多くなっている。低音を鳴らすにはたくさんの電気が必要となるからだ。バッテリーに直接アクセスすれば、より確実な電力供給が可能となるのだ。

なお、このようにメインバッテリーから直接電源を引くやり方のことは、“バッ直”と呼ばれている。

「電源配線」の作業においては、“安全”への配慮もマスト!

で、“バッ直”はそこそこに手間が掛かる。中でも、エンジンルームから車室内へとケーブルを通す作業が難所と成り得る。適当な場所に最初から穴が空いていれば良いのだが(鉄板に穴が開いていてそこにゴムカバーが装着されている場所を活用する)、ペダル類との干渉等を心配する必要がなく、さらにはメインバッテリーにアクセスしやすい箇所に穴が開いていない場合には、鉄板に新たに穴を開けなければならなくなるのだ。

また、「ヒューズ」の設定もマストだ。これを設置しておけば、万が一の配線トラブルが起きて一気に大量の電気が流れた際に、その流れを遮断できる。あとケーブルの固定作業も必要だ。やるべきことがさまざまある。

次いでは、「信号配線」について説明していこう。これについては、愛用の「メインユニット」のタイプによって手間の掛かり方が変わってくる。もしも「メインユニット」に「サブウーファー出力」が備わっていれば、「信号配線」は比較的に容易に行える。端子にケーブルを接続するために「メインユニット」の裏側にアクセスする必要性が生じるが、それがクリアできればあとは、そのケーブルを「パワードサブウーファー」まで安全なルートを選んで引き回し、ケーブルの固定をしっかりと行い、最後、「パワードサブウーファー」の「音声入力端子」に繋げば「信号配線」の作業を完了できる。

対して「音声出力」の端子が備わっていない場合には、以下のような作業が必要となる。「メインユニット」の「スピーカー出力端子」に接続されているケーブルをどこかで分岐させそこから信号を取り込む、という工程が発生するのだ。

「スピーカー線」から信号を分岐させる作業は、“左右”で行うべき!?

ちなみに音声信号の分岐は、「リアスピーカー」の手前で実行されることが多い。「リアスピーカー」は“フルレンジタイプ”である場合が多いので、音楽信号が“帯域分割”されている可能性が低い。つまり「低音信号が含まれていない」という心配が少ないのだ。

なお「スピーカー線」の分岐作業は、“左右”で行う必要がある。音楽信号は“ステレオ”になっているわけなので、「パワードサブウーファー」にも左右両chの信号を合成した上で入力しなければならない。ここのところも手間が掛かるポイントとなる。

そして3つ目の「固定」だが、これについてはいろいろなやり方があり、どのやり方を選択するかで手間の掛かり方が変わってくる。

コストを抑えたいと思うときには、いわゆる“面ファスナー”と呼ばれているアイテムを使ってカーペットにくっつける、という方法が取られることが多い。強力な“面ファスナー”を使えば、このやり方でも案外強固に固定できる。

しかし、さらに強力に固定できた方が音的には有利だ。確実に固定されていると、振動板の動きにロスが生じにくくなる。しかも安全面でもアドバンテージを発揮する。というわけで、より確実に固定したいと考える場合には、以下のような工程が踏まれることとなる。

固定用のボードを用意し、それをカーペットの下で鉄板にボルトで固定する。そして、カーペットの上から本体をボードにネジ留めする。予算が許せばこの方法の選択も検討したい。

今回はここまでとさせていただく。次回は「ユニットサブウーファー」を導入する際の取り付けの手間について解説していく。お楽しみに。

カーオーディオ製品の“取り付け”にまつわる疑問に答えます! Part4「パワードサブウーファー」の取り付け時の手間とは?

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『アルトワークス』復活なるか!? 軽スポーツ復権への期待
  2. BMWの新点火技術「Mイグナイト」、今夏から全てのM直列6気筒エンジンに搭載
  3. ホンダの最高級ミニバンが復活か?『エリシオン』後継でアルファードに挑む
  4. 日産『マイクラ』新型、英国累計販売10万台目のEVに
  5. 「LAND CRUISER OFFICIAL ITEMS」、新作を7月24日発売…『ランドクルーザーFJ』Tシャツも
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  3. 超高硬度クロムめっき、EV・半導体部品の長寿命化に貢献…大型量産設備をサン工業が稼働 
  4. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 全固体(半固体)電池の現在地と将来展望~問われる全固体電池ならではの優位性とその価値の再定義~
  5. 中国サプライヤーが日本市場へ本格攻勢、“長期戦略”と“チャイナスピード”両立する「DESAY SV」次の一手とは
ランキングをもっと見る