ロードスターのペーパークラフトを作ってみた…『魂動デザイン』の会得に大きな障害が?[動画]

ロードスター・ペーパークラフトを作る
ロードスター・ペーパークラフトを作る全 23 枚

光沢紙でも作ってみた光沢紙でも作ってみた新型コロナウイルスによる外出自粛が続く中、マツダは親子で(も)楽しめる工作としてペーパークラフトのPDFデータを公開している。100周年記念の『ロードスター』のデータがあるというので、作ってみた。

【画像全23枚】

データは、マツダのサイトからPDFをダウンロードできる。家にカラープリンタがあれば、このPDFを印刷して、切り抜いて組み立てるだけだ。

印刷するとこんな感じ印刷するとこんな感じ必要なものは、カッターかハサミとのりくらいなので「外出自粛ですることがないといっても、面倒なことやあまり時間がかかるものはやりたくない」という人でも、気軽に試すことができるのがうれしい。自分も昔は戦車だの飛行機だののプラモデルにハマっていた時期があったが、老眼がきつくなってくると手元の細かい作業が億劫になってくるのだが、PDFをみると部品点数も少ないし、「これなら、やってみよう」という気にもなったくらいだ。

台紙のデータは、プリンタで出力できるので、仮に加工に失敗しても何度でもやり直せる。ただし、ペーパークラフトとして切り抜いたり組み立てたりする必要があるので、用紙は普通のコピー用紙ではなく、画用紙、ケント紙などの厚紙がいい。家に、A4サイズのケント紙と、写真印画紙(光沢あり)があったので、今回はケント紙バージョンと印画紙バージョンの2台をつくることにした。印画紙はコート紙のように表面に光沢があるので、クルマのペーパークラフトにちょうどよい。

A4ケント紙と光沢のある印画紙タイプのプリンター用紙を利用A4ケント紙と光沢のある印画紙タイプのプリンター用紙を利用切り抜きはハサミでもよかったが、いちおうデザインカッターを使うことにした。カッターを使う場合は定規とカッターマットも必要となる。のりは、液体タイプとテープのりの2種類を用意。テープのりはほとんどの「のりしろ」にきれいにのり付けできるので結構便利だが、今回のロードスターなら、ウインドウシールドの三角の部分など細かくてもしっかりのり付けしたいところは、液体のりをつまようじなどで塗るとうまくいった。

部品を全部切り抜いた状態部品を全部切り抜いた状態あとは切り取り線とそうでないところを間違えないように注意しながらデザインカッターで台紙を切り抜く。曲線の切り抜きは台紙を動かしながら作業するとよい。

山折り、谷折りの部分は、カッターの峰(刃のない方)などで軽くキズをつけておき、先に曲げる箇所を曲げておく。のり付けする前の仮組みで仕上がりの曲面の「クセ」を部品につけておくと仕上がりがきれいにできる。

フロントとドアパネル、トランクリッドはこうなるフロントとドアパネル、トランクリッドはこうなるなどと、さも達人のようなことを書いたが、普段ペーパークラフトなどやっているわけではなく、いわば「にわか」なので、実際にやってみるとなかなか難しい。のりがはみ出たり、貼り合わせる位置が微妙にずれたり、近くで見ると、そこかしこに「素人作業」が確認できる。

いちおう撮影などもしてみたが、なぜか見本の写真のようにならない。不思議だ。接写には耐えられない代物になってしまった。外で撮影すればもう少し違うかも、と思ったが、やはり全体的にいびつだ。

見本の写真のようにならない不思議見本の写真のようにならない不思議が、よく見るとリアフェンダーあたりの立体的な形状、フロントのブリスターフェンダーの曲線など、「魂動デザイン」の神髄を見た気さえする。というとデザイナーにグーパンチされそうだ。せいぜい「小僧デザイン」レベルの仕上がりで、これは魂動デザインに、助走をつけて土下座しなければ許してくれそうもない。

魂動デザインに助走をつけて土下座しろ。魂動デザインに助走をつけて土下座しろ。とはいえ、自分で作ったものは、それなりに愛着も湧く。すくなくとも、次はもう少しうまく作ろうという欲がでてくる。その前に『サイバートラック』あたりでもっと練習する必要がありそうだが。

なお、作業中、作業後のいちばんの難題は、野生の勘で「かまえ」攻撃の最適(最悪)ポイントをはずさない家ねこの存在だった。あーっ。こらっ!あーっ。こらっ!
動画も作ってみた。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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