三菱自動車、当期赤字260億円に下方修正 2020年3月期業績見通し

三菱アウトランダーPHEV
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三菱自動車は4月24日、2020年3月期業績見通しを修正し、連結当期損益が260億円の赤字となる見込みと発表した。前回見通しは50億円の黒字を予想していた。期末配当は無配とし、役員報酬を返納・減額する。

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新車販売が低調な中、新型コロナウイルスの感染拡大も影響して販売台数が大幅に減少したことから、売上高は前回予想から1800億円マイナスの2兆2700億円に下方修正した。

コスト低減に取り組んだものの、需要低迷が想定を大きく上回り、営業利益は前回予想の300億円から120億円に下方修正した。当期利益は営業利益の悪化に加え、持ち分法投資損益の悪化や繰延税金資産取り崩しにより法人税等調整額を計上したため、赤字転落する見込み。

期末配当は10円を予想していたが、想定を上回る業績の悪化や、新型コロナウイルス感染拡大で事業環境が急速に悪化する中で、財務基盤の安定化が急務と判断、無配にする。

業績悪化や無配の責任を明確化するため、代表執行役、執行役、執行役員の2020年度の基本報酬を20~30%減額し、業績連動報酬を支給しない。社外取締役を含む非業務執行取締役は報酬の10~25%を自主返納する。

《レスポンス編集部》

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