新型コロナ倒産が100件超…宿泊業が突出、外出自粛とインバウンド消失で

4月24日、京都
4月24日、京都全 2 枚

東京商工リサーチは4月28日、同日17時時点の新型コロナウイルス関連の経営破たんが全国で累計105件となり、100件を超えたと発表した。

内訳は倒産が73件、弁護士一任・準備中が32件。新型コロナウイルス関連の経営破たんは、2月が2件、3月が23件だったが、4月は27日に累計100件に達し、その後も増加している。28日には漏電遮断器・安全ブレーカを製造する旭東電気が民事再生法の適用を申請した。負債総額は62億9800万円で、新型コロナウイルス関連倒産として製造業では最大規模となった。

都道府県別の新型コロナウイルス関連倒産は31都道府県に広がり、最多は東京都の25件。次いで北海道の11件、静岡県と大阪府がそれぞれ7件、兵庫県が6件、新潟県と愛知県がそれぞれ5件と続く。

業種別では、インバウンド消失と外出自粛の浸透で宿泊業が22件で突出している。次いで外出自粛で売上が落ち込んだ飲食業が15件、アパレル関連が10件と、個人消費関連の業種が多い。また、イベント自粛や休校の影響で学校給食用食材を扱っていた食品製造業が9件、結婚式場やパチンコホールなどのサービス業、娯楽業も8件発生している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『シエンタ』が丸目の可愛いミニバンに…ダムドからボディキットが登場
  2. トヨタ、新規モデル『C-HR+』発表、C-HRとは違う航続600kmのEV
  3. マツダ『CX-5』次期型、ついに実車が出現! 自社開発のフルハイブリッド搭載
  4. 『Z32 フェアレディZ』が生まれた1989年は「国産車の当たり年」だった【懐かしのカーカタログ】
  5. ブレーキブランドWinmaX、スズキ『スイフトスポーツ』用高性能ブレーキキャリパー発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  2. 自動運転車のLiDARセンサーに脆弱性、「長距離から無効化可能」慶応大学が発見
  3. EVスマート充電システム、充電効率化とコスト最適化…アークエルがグリーンコープに提供開始
  4. EVを選ぶ若者、10年後に35%以上に…日産が世界15都市で調査
  5. VWグループ、中国CATLと戦略的提携…EV向け電池を共同開発へ
ランキングをもっと見る