ボッシュ、実質利益は34%減 2019年通期決算

ボッシュの決算発表会
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ボッシュグループ(Bosch Group)は4月29日、2019年通期(1~12月)の決算(確定値)を発表した。

同社の発表によると、2019年通期の売上高は777億ユーロ(約9兆0165億円)。前年の784億6500万ユーロに対して、0.9%減少した。

また、2019年通期のEBIT(支払金利前税引き前利益)は、33億ユーロ(約3830億円)。前年の50億0200万ユーロ対して、34%減少した。ボッシュによると、多額の先行投資に加えて、とくに中国やインドなどの市場低迷、ディーゼル車のさらなる需要減少、主にモビリティセグメントにおけるリストラ費用が大きく影響したという。

世界的な自動車生産の減少の中、モビリティソリューションズ部門の売上高は468億ユーロ。前年比は1.6%減だった。消費財部門の売上高は、0.3%減の178億ユーロ。産業機器テクノロジー部門の売上高、0.7%増の75億ユーロと堅調だった。また、エネルギー・ビルティングテクノロジー部門の売上高も、1.5%増の56億ユーロと好調だった。

市場別では、欧州における売上高が、前年比1.4%減の408億ユーロ。北米における売上高は、前年比5.9%増の130億ユーロ、南米における売上高は前年比0.1%増の14億ユーロと伸びた。アジア太平洋地域(アフリカを含む)の売上高は、インドと中国における自動車生産台数の減少による影響を受けて、前年比3.7%減の225億ユーロとなっている。

《森脇稔》

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