箱根登山鉄道がいよいよ試運転…箱根湯本-大平台間で5月11日から 全線再開は7月下旬

7月下旬に再開する予定の箱根登山鉄道箱根湯本~強羅間。写真は3100形。
7月下旬に再開する予定の箱根登山鉄道箱根湯本~強羅間。写真は3100形。全 2 枚

神奈川県の小田原駅(小田原市)と強羅(ごうら)駅(箱根町)を結ぶ箱根登山鉄道は5月8日、台風19号による被災のため2019年10月から運行を見合わせている箱根湯本~強羅間の試運転を5月11日から開始すると発表した。

台風19号による被災で、大平台隧道から大沢橋梁付近にかけてと、蛇骨(じゃこつ)陸橋から小涌谷(こわくだに)踏切付近にかけてが甚大な被害を受けた同区間だが、箱根登山鉄道では復旧工事が進んだとして、3月26日には2020年秋頃の再開見通しを7月下旬に前倒しすることを発表。その後も工事が順調に進み、いよいよ試運転を実施する運びとなった。

運転区間は箱根湯本~大平台間だが、大平台駅(神奈川県箱根町)には乗り入れない。日中、1時間に2本程度の運転で鉄道施設の機能確認などを行ない、今後は復旧作業の進捗に合わせて、試運転区間を拡大するとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る