車の質が変わるBMW静音施工。音響メーカーFOCAL「BAM」の実力

車の質が変わるBMW静音施工。音響メーカーFOCAL「BAM」の実力
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静粛性の高さはクルマの質感を大きく左右するポイント。車内空間の空気感さえも変えてしまう静粛性アップだが、今回はFOCAL(フォーカル)の「BAM」(バム)をBMWの『5シリーズ』に施工。施工のポイントや実際の効果についてリポートしていくこととしよう。

クルマの質感さえも左右する
静粛性向上のデッドニング材を使う

クルマの乗り味や質感などを左右するひとつの要素が静粛性だ。高級車になればなるほど車内は静かで、ドアを閉めた瞬間に外界とは異空間となる。そんな車でより一層のグレードアップを実践したのが今回のBMW 5シリーズ。同モデルなどのBMWユーザーからは「そこまで気にならないけど、時々耳に留まるかな?」という声が聞こえてくる。もちろんノーマル状態でも十分に騒音は抑えられているのだが、さらに静粛性を高められることを知ってしまえば、愛車もグレードアップしたくなるのは当然のユーザー心理だ。

そこで今回取り上げたのはFOCAL(フォーカル)のデッドニング材である「BAM」(バム)による施工だ。ただしクルマ全体にくまなくガチガチに貼り付けるのでは無く、ピンポイントの施工。的確にツボを押さえたBAM施工により、ノイズは見違えるほど低減する。そんな手軽でライトユーザーにも受け入れやすい施工例を紹介しよう。

そもそも、このレベルのクルマであれば騒音でもっとも気になるのはタイヤからのロードノイズ&パターンノイズ、そしてエンジンからの騒音の大きく分けて2種類。これらを押さえ込めば大幅な静粛性アップが望める。騒音の発生源を絞り込んで施工するため、費用や時間も最小限で済むのも魅力。今回はFOCAL PLUG&PLAY STORE本店(フォーカル プラグ&プレイ本店)で施工を実施(施工時間は車種により約3時間~)。その成果を実感してみた。

オーディオメーカー製のデッドニング材は
3層構造による高い制振/防音/遮音効果が魅力

5シリーズに施工したのは先にも紹介したFOCALの「BAM」。その特徴はオーディオメーカーが作るデッドニング材である点。音質に徹底してこだわり開発を続けるオーディオメーカーだけに静粛性の質にもこだわった製品作りが施されている。

「BAM」は業界唯一の3層構造を採用している。その内訳はハニカム制振材/アルミシート/粘弾性ブチル複合体を積層したもの。複数の素材を組み合わせることで、高い制振/防音/遮音効果を発揮するのがこの部材の魅力だ。もともとクルマへの施工を前提に、スピーカーユニットの背圧やドア鉄板の振動、外部からの騒音を効果的に抑えるデッドニング材として開発されているだけに、クルマへの施工でパフォーマンスを発揮するのも魅力。加えてクルマの性能をスポイルしにくい軽量設計(サイズは50cm×6mで重量は9.35kg)なのも注目ポイントだ。

バルクヘッドへの施工が効果的
静粛性向上で愛車の魅力をアップ

BAM施工を行ったのは前後のタイヤハウス、そしてエンジンルームとキャビンを隔てているバルクヘッド。特にバルクヘッドへの施工は想像以上に効果的。クルマの中でもっとも大きなノイズの発生源となるエンジン。そことキャビンを隔てる部分を処理するのは当たり前と言えば当たり前。施工してみるとその違いは顕著に表れる。

バルクヘッドに対するBAM施工では「エンジンが遠くに行ったように感じる」というのが率直な感想。確実にエンジン音は存在し消えることは無いのだが、ドライバーの目の前にあったエンジン音がボンネットの遙か先にあるように感じるのがBAM施工の効果だ。

タイヤハウスにBAM施工してロードノイズやパターンノイズを押さえ込むと、逆にエンジンノイズが目立ってしまうことがある。そのため両者は同時に施工することがセオリー。

もちろん今回のBMW 5シリーズも4輪のタイヤハウスへのBAM施工を同時に実施。フロントはインナーフェンダーを取り外して樹脂パネルを覆うように、リアはインナーフェンダーを外した上でボディ側のパネル面を広く施工している。適材適所の効果的なBAM施工を行って、その効果は顕著だ。

「ゴーッ」「ザーッ」と聞こえてきたノイズは一気に払拭されて静粛性は格段にアップ。実際に施工したユーザーの声としては静粛性が高まったと言う感想に加えて「足まわりが変わったように感じる」「クルマの剛性感がわかる」など、静粛性のみならず、クルマのフィーリングを良い方向に変化させたという声も聞かれるという。もちろんあくまでも“感じる”だけで実際には足まわりも剛性も変化していないのだが、人間は敏感な感覚器を持っているので少しの変化が総合的な判断に変化をもたらすこともあるのだ。そんなFOCALのBAM施工は、愛車の静粛性やフィーリングアップを狙うなら迷わずセレクトしたいグレードアップ手法となった。

《土田康弘》

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