VWグループ、電動化を加速…バッテリー合弁工場に追加投資

VWグループの次世代EV「ID.」ファミリー
VWグループの次世代EV「ID.」ファミリー全 3 枚

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は5月8日、ドイツに建設する電動車向けのリチウムイオンバッテリー合弁工場に追加投資を行うと発表した。

画像:VWグループの次世代EV「ID.」ファミリー

フォルクスワーゲングループは、スウェーデンのバッテリーメーカーのノースボルト(Northvolt)との間で、ドイツ・ザルツギッターに大規模なバッテリーセル合弁工場を建設する計画だ。折半出資の合弁工場となり、生産開始は2023年末から2024年初頭を予定しており、稼働当初の年間生産能力は16GWhになる。

フォルクスワーゲングループは、このリチウムイオンバッテリー合弁工場に追加投資を行う。この投資は、ザルツギッター新工場での相乗効果を高め、電動化を加速させるのが狙い。フォルクスワーゲングループは、約4億5000万ユーロを追加投資し、工場の建物やインフラストラクチャーを建設する。

建設工事は、2020年内に開始される予定。フォルクスワーゲングループは、その電動化戦略の一環として、バッテリーセル生産の分野における技術的ノウハウを蓄積している。さらに、グループは複数のバッテリーメーカーと戦略的関係を維持して、全世界でバッテリー供給を行える体制を構築している。

フォルクスワーゲングループコンポーネントのトーマス・シュマルCEOは、「ザルツギッターでのバッテリー製造は、e-モビリティへの変革にとって重要なステップ。バッテリーセルの開発をさらに前進させ、新しい業界標準バッテリーを開発する」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. フィアット『パンダ』、欧州で車名を『パンディーナ』に変更…ハイブリッド専用車に
  3. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  4. 「ノイエクラッセ」をマイチェンで導入!? BMW『2シリーズクーペ』最新デザイン情報を入手
  5. ルノー『トゥインゴ』新型、11月6日デビューへ…初代のデザインに着想のEVに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る