トヨタ自動車、シェア過去最高を達成も今期営業益は79.5%減と予想 2020年3月期決算

トヨタ・カローラ北米仕様
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トヨタ自動車は5月12日、2020年3月期(2019年4月~2020年3月)の連結決算を発表。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大による販売台数減少などが影響し、営業利益は前期比1.0%減の2兆4428億円となった。

2020年3月期における日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は、同0.2%減の895万8000台だった。日本での販売台数は同0.6%増の224万台で、軽自動車を除くトヨタとレクサスブランドの販売シェアは合わせて48.8%、軽自動車を含む販売シェア(含むダイハツおよび日野ブランド) は45.5%と、いずれも過去最高を記録した。一方、海外はアジアおよび北米で販売台数が減少したことにより、同0.5%減の671万9000台となった。

これらの結果、売上高は1.0%減の29兆9299億円。営業利益は新型コロナウイルス感染拡大に伴う販売台数減少なども影響し、同1.0%減の2兆4428億円となった。税引前純利益は未実現持分証券評価損益の影響などで同11.8%増の2兆5546億円、純利益は同10.3%増の2兆0761億円となった。

営業利益の増減要因については、原価改善の努力が1700億円、諸経費の増減・低減努力が450億円、その他が1554億円。一方、減益要因としては販売面での影響が900億円、為替変動の影響が3050億円だった。

今期の業績見通しについては、売上高24兆円(前期比19.8%減)、営業利益5000億円(同79.5%減)とした。なお、税引前純利益と純利益については、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、現時点では合理的に算定することが困難なため未定とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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