ボルグワーナー、電動パワートレインの開発を強化…最新のハイテクラボを開設

ボルグワーナーの米国インディアナ州の「ノーブルズビルテクニカルセンター」のハイテクラボ
ボルグワーナーの米国インディアナ州の「ノーブルズビルテクニカルセンター」のハイテクラボ全 4 枚

ボルグワーナー(BorgWarner)は5月14日、米国インディアナ州の「ノーブルズビルテクニカルセンター」に最新のハイテクラボを開設した、と発表した。

クリーンでエネルギー効率の高いパワートレインを開発するための主要施設が、ノーブルズビルテクニカルセンターだ。ボルグワーナーは、電動化技術のプロトタイプをひとつの屋根の下で開発、設計、テスト、検証し、コストの相乗効果を生み出し、部門の連携を強化する。

ボーグワーナーのノーブルズビルテクニカルセンターに開設された最新のハイテクラボは、乗用車と商用車向けのモーターとパワーエレクトロニクスの開発拠点だ。エンジニアは、電動パワートレインシステムの心臓部を設計・テストして、設計チームや分析チームに迅速にフィードバックすることができる。エンジニアリングと開発のすべての分野を同じ場所に集約することにより、設計プロセス中のダウンタイムの削減やコラボレーションのレベルの向上などのメリットが生まれるという。

4万平方フィートの実験室では、EVやハイブリッド車で使用される多くの新しい電気部品がテストされる。ラボでは、現実世界の状態を再現できるスペースが設けられた。ラボは、スペースを最大限に活用できるように設計されている。高電圧キャビネット、絶縁変圧器、バッテリシミュレータなどの機器を専用のスペースに移動し、メインフロアをテストセル用に確保した。内部の断熱壁はモジュール式で、レイアウトを素早く簡単に変更できる。

ボルグワーナーは、この新しいハイテクラボの開設は、電動パワートレインシステムのリーダーとなるために、パワーエレクトロニクス製品、機能、規模を強化するという戦略と一致するもの、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る