増収増益のスバル、前期末配当28円---予想から6割減配のショック[新聞ウォッチ]

スバル・フォレスター北米仕様
スバル・フォレスター北米仕様全 2 枚

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

【画像全2枚】

内閣府が発表した2020年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値が、物価変動の影響を除いた実質の季節調整値で前期比0.9%減、年率換算で3.4%減となった。マイナス成長は2四半期連続。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2月ごろから輸出や消費、設備投資などが軒並み急減したたためという。

景気の悪化は、戦後最悪の落ち込みが予想されている。民間予測でも「回復、早くて来年後半」(日経)との見方もあり、経済の正常化は長期戦を強いられている。

こうした中、ソフトバンクグループの2020年3月期の決算は、投資先の企業価値が落ち込んだことで営業損益が1兆3646億円で過去最大の赤字。最終損益も9615億円の赤字となった。「投資失敗。コロナ二重苦」(読売)、「コロナの谷に転落」(毎日)などの厳しいタイトルが際立つ。

一方、電話会議による決算を発表したSUBARU(スバル)は、2020年3月期の連結決算は売上高が前期比6.0%増の3兆3441億円、本業のもうけを示す営業利益は15.7%増の2103億円、最終利益も7.9%増の1525億円と、主力の北米市場で新型コロナ感染拡大の影響が3月中旬以降と限定的だったことから増収増益を確保した。

しかし、期末配当を予想の72円から前の期実績に比べて約6割減の28円とすると発表した。先行きが見通せないため配当を減らし、業績が今後悪化する可能性に備え、資金の外部流出を極力抑える狙いだという。

高配当を期待していた株主にとっては“コロナ・ショック”どころか“スバル・ショック”のようだが、同業で無配転落の日産自動車などの株主に比べれば、贅沢な悩みなのかもしれないが……。

2020年5月19日付

●GDP2期連続マイナス、コロナ影響、年3.4%1~3月(読売・1面)

●検察庁法案今国会見送り(読売・1面)

●ソフトバンクG1~3月期、赤字1兆4381億円、国内最大規模ファンド損失で(毎日・1面)

●パナ営業益28.6%減、3月期工場停止で2937円(毎日・6面)

●富士山今夏の閉鎖決定、「今は我慢」「観光止まる」(東京・20面)

●中国EV市場、急ブレーキ、政府支援頼みに限界(日経・8面)

●新車販売4月は91%減、インドネシア、最大の落ち込み(日経・8面)

●ダイハツ、主力工場来月一時停止(日経・13面)

●ニュース一言 ホンダ 八郷社長(日経・14面)

●スバル、前期末6割減配、融資枠活用、2500億円確保へ(日経・18面)

《福田俊之》

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