メルセデスAMG E53 4MATIC+ クーペ に改良新型 5月27日発表

3.0リットル直6ターボ+48Vマイルドハイブリッド

モーターが加速時などにエンジンをアシスト

1988年の300CE 6.0から続くメルセデスAMGの高性能ミドルクーペ

メルセデスAMG E53 4MATIC+ クーペ改良新型のティザーイメージ
メルセデスAMG E53 4MATIC+ クーペ改良新型のティザーイメージ全 6 枚

メルセデスベンツは5月18日、メルセデスAMG『E53 4MATIC+クーペ』(Mercedes-AMG E53-4MATIC+ Coupe)の改良新型を、5月27日に開催する「Meet Mercedes DIGITAL」において、初公開すると発表した

画像:メルセデスAMG E53 4MATIC+ クーペ

同車は、同じく5月27日に発表予定の改良新型『Eクラスクーペ』をベースにした高性能な「AMG 53」シリーズだ。メルセデスAMGは現在、上級車種を中心に、「AMG 43」と「AMG 63」シリーズを設定している。AMG 53シリーズは、43と63の間に位置づけられる新たな高性能モデルシリーズとなる。

3.0リットル直6ターボ+48Vマイルドハイブリッド

AMG 53シリーズには、3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジン、「ISG」(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、48V電気システム、電動スーパーチャージャーを組み合わせる。加速時には、モーターによる駆動アシストや電動スーパーチャージャーによる過給を行い、変速を素早く行うためにモーターを制御するなど、電気システムをハイパフォーマンスモデルのさらなるパフォーマンスの向上に積極的に利用する。

直列6気筒エンジンとこれらの新システムの組み合わせにより、大排気量の自然吸気エンジンのようなスムーズでリニアな加速感や、高回転域までの伸びやかな回転フィールを楽しむことができるという。

ISGは、エンジンと9速ATの「AMGスピードシフトTCT 9G」の間に配置された電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。このモーターと48V電気システムにより、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、およそ1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに畜電する。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と力強い加速を実現した。48Vまで高められた電気システムにより、動力補助に十分な出力を得ることができる一方、60Vを下回る電圧としたことで、専用の乗員保護機構は不要となる。

モーターが加速時などにエンジンをアシスト

また、スターターを従来よりも高出力な電気モーターとすることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジン始動やアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上させた。アイドリング時には、電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン回転数を低回転で安定的に保つことを可能にし、効率性、快適性および静粛性に貢献する。

さらに、このモーターはシフトチェンジ時にも使用され、エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも行う。これにより、シフトチェンジに必要な時間が短縮され、スムーズでタイムラグの少ないシフトチェンジを可能にした。

3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンのスペックは、最大出力が435hp/6100rpm、最大トルクが53kgm/1800~5800rpm。ブースト時には、モーターが最大で22hpのパワーと25.5kgmのトルクを瞬時に引き出し、加速時などにエンジンをアシストする。可変トルク配分を行うパフォーマンス志向の4輪駆動システム、「AMG パフォーマンス4MATIC+」を採用した。動力性能は、0~100km/h加速が4.4秒、最高速が250km/h(リミッター作動)だ。「AMGドライバーズパッケージ」では、最高速が270km/hに引き上げられる。

1988年の300CE 6.0から続くメルセデスAMGの高性能ミドルクーペ

このメルセデスAMG E53 4MATIC+クーペの改良新型を、5月27日に開催するMeet Mercedes DIGITALにおいて、初公開する予定だ。メルセデスベンツは、同車のティザーイメージを1点、配信した。

ティザーイメージでは、1988年の『300CE 6.0』に始まり、1993年の『E36』、1997年の『CLK55』、2007年の『CLK63ブラックシリーズ』と、およそ32年間続いているメルセデスAMGの高性能ミドルクーペの歴史を、メルセデスAMG E53 4MATIC+クーペ改良新型が受け継ぐことを示している。

《森脇稔》

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