トヨタ、欧州本社に風力タービンとソーラーパネル設置…年間384MWhの電力を生成

トヨタ・モーター・ヨーロッパのベルギー・ブリュッセル本社のトヨタアフターセールスセンターの屋上に設置された1400枚のソーラーパネル
トヨタ・モーター・ヨーロッパのベルギー・ブリュッセル本社のトヨタアフターセールスセンターの屋上に設置された1400枚のソーラーパネル全 3 枚

トヨタ自動車(Toyota)の欧州部門、トヨタ・モーター・ヨーロッパは5月20日、ベルギー・ブリュッセル本社に風力タービンとソーラーパネルを設置し、再生可能電力を生成すると発表した。

今回の発表は、トヨタの環境に対する持続可能性への取り組みを強化するものだ。トヨタ・モーター・ヨーロッパは、ブリュッセルにおいて、自社所有の風力タービンを敷地内に設置した最初の企業になる。

総容量は10kWで、年間最大24MWhの電力を生成できる。風力タービンには、垂直ウィングが組み込まれており、あらゆる方向からの風を効率的に利用でき、低騒音設計により、ノイズを低減する。また、高さは23mに抑えられ、近くのザヴェンテム国際空港の運用に影響を与えないようにした。

風力を利用することは、トヨタ・モーター・ヨーロッパの計画の一部だ。同社の再生可能電力の供給量は、最大460kWpの電力を生成できる1400枚の太陽光発電パネルを設置することで、さらに強化される。この太陽電池は、年間360MWhの電力を生成すると予想されている。風力タービンと合わせて、年間最大384MWhの電力を生み出すことが可能になる。

トヨタ・モーター・ヨーロッパはすでに、欧州事業の2019年1年間の全電力を、再生可能エネルギーに切り替えた。当初の目標に対して、1年前倒しで達成している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  2. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. インフィニティの中型SUV『QX60』、改良新型は表情一新…初の「SPORT」も設定
  5. マツダ『CX-5』新型、7月10日世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る