日産、11年ぶりの赤字転落6712億円…コロナ禍や為替が影響 2020年3月期決算

日産フロンティア北米仕様
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日産自動車は5月28日、2020年3月期(2019年4月~2020年3月)の連結決算を発表。最終損益は6712億円の赤字となった。

2019年度のグローバルの全体需要は6.9%減の8573万台。日産の販売台数は10.6%減の493万台となり、マーケットシェアは2月に修正した販売見通しと同等レベルの5.8%となった。この結果、売上高は前期比14.6%減の9兆8789億円となった。

収益面では、為替変動、規制対応および商品性向上コスト、原材料価格の高騰を含む外部要因に加え、商品の高齢化や販売正常化の取り組みが不十分で、販売台数の減少が収益を圧迫。さらに新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大による影響を受けた。

これらの影響により、営業損益は405億円の赤字(前年同期は3182億円の黒字)、経常利益は同91.9%減の440億円、最終損益は6712億円の赤字(同3191億円の黒字)。2009年3月期以来、11年ぶりの赤字転落となった。

今期の業績見通しについては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響を現時点で合理的に算定することが困難なことから未定としている。

《纐纈敏也@DAYS》

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