BMW 5シリーズ、ワゴンの「ツーリング」にも改良新型…欧州発表

ワゴンに求められる機能性を追求

クラス最高レベルのエアロダイナミクス性能

48Vマイルドハイブリッドを拡大採用

最大12.3インチのコントロールディスプレイ

BMW 5シリーズ・ツーリング 改良新型
BMW 5シリーズ・ツーリング 改良新型全 28 枚

BMWは5月27日、改良新型『5シリーズ・ツーリング』(BMW 5 Series Touring)を欧州で発表した。

【写真】BMW 5シリーズ・ツーリング 改良新型(全28枚)

ワゴンに求められる機能性を追求

ワゴンに求められる高い機能性を追求している。後席は、40:20:40の3分割で折りたためる。荷室の容量は、560リットル。後席を倒せば、最大で1700リットルに拡大する。標準装備の「コンフォートアクセス」は、自動テールゲートが備わり、テールゲートのハンズフリー開閉を可能にする。

後席のバックレストは、荷室内のボタンを操作することにより、ロックを解除し、自動的に折りたためる。トランクルームカバーとパーティションネットは個別のカートリッジに収納され、トランクルーム床下に収納できる。テールゲートに付く開閉式のリアガラスハッチは、ライバルにはない特長という。

リアにエアサスペンションが標準装備される。セルフレベリング機構付きのエアサスペンションシステムは、重い荷物の積載時にセダンよりもリアの荷重が増すことに配慮して、すべての走行条件の下で、車高を一定に保ち、同時に振動を抑える。BMW 5シリーズ・ツーリング 改良新型BMW 5シリーズ・ツーリング 改良新型

クラス最高レベルのエアロダイナミクス性能

エクステリアは、スポーティな優美さとクリーンなサーフェスが特長だ。緻密な変更により、存在感やスポーティなスタイルを、より鮮やかに表現することを目指した。全長は4923mmと、従来よりも21mm長い。前面空気抵抗を示すCd値は0.26。BMWによると、クラス最高レベルにあるという。

キドニーグリルは幅と高さを増し、フロントバンパーに向かってさらに下がり、一体型のサラウンドで周囲を取り囲んだ。細身の輪郭のヘッドライトを採用する。2つのU字型、またはオプションのL字型に配置された2つのデイタイムランニングライトが、新しいライトグラフィックを生み出している。

アダプティブコーナリングライト機能とマトリックステクノロジーによる幻惑防止ハイビーム機能を含む「BMWセレクティブビーム」と、ハイビームアシスタント機能を採用した新しいフルLEDヘッドライトが、オプションで用意されている。「BMWレーザーライト」も、全モデルにオプション設定された。オプションのヘッドライトは、外側のデイタイムランニングライトが、ウインカーを兼ねている。

リアは、テールライトにブラックの縁取りと新しいL字型のグラフィックを採用した。テールライトとブレーキライトは、3次元的デザインのアウターレンズに一体化されており、光源部分を共有している。全モデルが、装備ラインやエンジンバリエーションに関係なく、台形のテールパイプフィニッシャーを装備した。BMW 5シリーズ・ツーリング 改良新型BMW 5シリーズ・ツーリング 改良新型

48Vマイルドハイブリッドを拡大採用

2019年の秋、ディーゼル4気筒エンジン搭載の「520d」と「520d xDrive」の2つのモデルに初採用された48ボルトのマイルドハイブリッドテクノロジーは、改良新型では、4気筒と6気筒エンジンを搭載する全てのモデルに拡大展開され、燃費向上と走行の快適性を追求している。パワフルな電圧48ボルトのスタータージェネレーターと第2のバッテリーを搭載することで、ブレーキエネルギーの回生量や電力量を大幅に増加させているという。この電気エネルギーは、電装品に電力を供給するだけでなく、エンジンの負荷を軽減させたり、パワーを高めたりするためにも使用される。

このスタータージェネレーターは、瞬時に11hpの電気ブースト効果を生み出し、追い抜きや追い越しがさらにダイナミックに行えるようになる。また、このパワフルなスタータージェネレーターは、定速走行時にエンジンを補助することで効率を高め、オートスタートストップ時やコースティング機能を使った走行中の快適性を向上させている。BMW 5シリーズ・ツーリング 改良新型BMW 5シリーズ・ツーリング 改良新型

最大12.3インチのコントロールディスプレイ

インテリアは、10.25インチ(標準装備)または12.3インチ(オプション)のコントロールディスプレイ、デザインが一新されたセンターコンソールの操作部、マルチファンクションスイッチの配置を変更したスポーツレザーステアリングホイールなどを装備する。拡張機能付きのオートマチッククライメートコントロールも採用された。

標準装備される「BMWライブ・コックピット・プラス」とオプションの「BMWライブ・コックピット・プロフェッショナル」のいずれも、新たに「BMWオペレーティングシステム7.0」を採用しており、さらに多くのデジタルサービスが提供される。新しいクラウドベースのナビゲーションシステムが「BMWマップス」だ。これは、ルートや到着時間を早く、正確に計算し、短いインターバルでリアルタイム交通情報を更新できるようにするもの。さらに、任意の単語を入力してドライバーが目的地を検索できるようになった。「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」も機能が拡張され、標準装備されている。

改良新型には、スマートフォンインテグレーション機能が標準装備され、Appleの「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」の両方に対応した。また、リモートソフトウェアアップグレードも新機能のひとつだ。車両機能の強化や追加のデジタルサービスを、無線で取り込めるようにしている。

また、各種の調節機能を備えたMマルチファンクションシート、新しいインテリアトリムストリップ、センサテックパーフォレーテッドトリムのシート表皮などが、新たなオプション装備として追加されている。

《森脇稔》

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