日産、役員報酬を減額 業績悪化責任と構造改革の痛み分かち合うため

日産自動車の内田誠社長。奥がグプタCOO。
日産自動車の内田誠社長。奥がグプタCOO。全 2 枚

日産自動車の内田誠社長は、2020年3月期業績が大幅な最終赤字となり、期末配当を無配としたことや、事業構造改革を実行する経営責任を明確化するため、役員報酬をカットすることを明らかにした。

同社は米国や欧州の新車販売が低迷、2020年3月期連結業績は当期損益が6712億円の赤字に転落し、期末配当を無配とした。今期業績見通しは公表していないものの、工場閉鎖などのリストラを進めるとともに、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大の影響もあって販売が低迷しており、業績も低迷する可能性が高い。経営責任を明確化するため、役員報酬をカットする。

2020年3月の業績連動報酬について内田誠CEO、アシュワニ・グプタCOOは全額辞退し、その他の経営会議メンバーは自主返納する。

今期については4月から役員を含めた管理職以上の昇給を少なくとも半年間凍結している。加えて、上半期の基本給についても内田CEOは50%減額、CEO以外の執行役が30%減額、それ以外の執行役員が10%減額する。事業構造改革を断行する上で、従業員などと痛みを分かち合うためとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  4. 日産『ルークス』新型、クールなカスタマイズモデル「AUTECH LINE」が登場! 専用の黒内装も
  5. 『マツダ3』、米2026年モデルで「ハーモニックアコースティクスオーディオ」を標準化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る