ルノー メガーヌ 改良新型、燃費76.9km/リットルのPHV…受注をフランスで開始

1.6リットルエンジン+2モーターのPHVシステム

EVモードは最大65km

3種類の走行モードを切り替え

ルノー・メガーヌ 改良新型のPHV「E-TECH」
ルノー・メガーヌ 改良新型のPHV「E-TECH」全 11 枚

ルノーは6月2日から、改良新型『メガーヌ』(Renault Megane)のプラグインハイブリッド車(PHV)、「E-TECH」のフランス本国での受注を開始した。フランスでのベース価格は、3万8500ユーロ(約468万円)と発表されている。

【写真】ルノー・メガーヌ 改良新型のPHV(全11枚)

1.6リットルエンジン+2モーターのPHVシステム

改良新型には、従来型にない電動モデルとして、ルノーグループが新開発した電動化技術、E-TECH搭載車を設定する。E-TECHは、ルノーのエンジニアリングがルノーF1チームと、エネルギーマネジメントに関する専門知識を共有し、F1のノウハウを活用しながら開発した。ルノーのEVの専門チームによって開発されたブレーキシステムと組み合わせて、最適な電気効率を可能にしているという。

減速およびブレーキング中に回収されたエネルギーは、バッテリーに充電される。ルノーはE-TECHの開発にあたって、150の特許を取得した。ルノー日産三菱アライアンスで、構造部品を共用している。

E-TECHには、ハイブリッドとPHVがあり、メガーヌのE-TECHはPHVとなる。PHVシステムは、新世代の1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジン(最大出力160hp)に2つの電気モーター、マルチモードクラッチレスギアボックス、蓄電容量9.8kWhの400Vバッテリーを組み合わせたものだ。ルノー・メガーヌ 改良新型のPHV「E-TECH」ルノー・メガーヌ 改良新型のPHV「E-TECH」

EVモードは最大65km

ルノーのE-TECHは、クラス最高レベルのレスポンス、優れた燃費、減速時の素早いバッテリー充電などにより、最大限の効率を追求する。発進時は、モーターで始動。ブレーキペダルを操作せず、アクセルペダルだけで加減速できる強力な回生ブレーキを採用する。

EVモードでは、WLTP計測の複合モードで最大50km、WLTP計測の市街地モードで最大65kmのゼロエミッション走行が可能だ。この効果もあり、WLTP計測の複合モードで、燃費は76.9km/リットル、CO2排出量は28g/kmの環境性能を実現した。ルノーによると、CO2排出量を削減し、長距離走行では燃費を抑えながら、最適な走行性能と電動車の運転体験を可能にしているという。

トランクには、充電用のケーブルが搭載される。それでも、トランク容量は434~1247リットルと、実用的な容量を備えている。ルノー・メガーヌ 改良新型のPHV「E-TECH」ルノー・メガーヌ 改良新型のPHV「E-TECH」

3種類の走行モードを切り替え

走行モードは3種類あり、「マルチセンス」で切り替えできる。または、ダッシュボードの専用ボタンを押すことにより、バッテリーに充分な電力がある場合、EVモードに自動的に切り替わる。たとえば、都心部での走行などの場合に、EVモードに自動で切り替えることができる。

「マイセンス」モードでは、ハイブリッド走行モードを最適化して、ランニングコストを削減する。「Eセーブ」機能は、電気モーターの稼働を抑え、エンジンから電力を引き出す。これにより、少なくとも40%、バッテリー電力を節約することが可能になるという。

「スポーツ」モードでは、エンジンと2つのモーターを組み合わせることにより、ドライバーが最大限のパフォーマンスを活用できるようにする。バッテリーに充分な容量がある時、アクセルペダルを大きく踏み込むと、エンジンとモーターがフル稼働する。追い越し時などに、力強い加速が得られるようにした。

E-TECHは、まずはワゴンの「スポーツツアラー」に設定される。遅れて、ハッチバックにも用意される予定だ。なお、フランス本国では、購入した顧客に対して、フランス政府が2000ユーロ(約24万円)の環境ボーナスを支給する。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』など3車種1万台にリコール… 内装材が燃焼基準に不適合
  2. トヨタ、WEC富士でル・マン優勝車や新型スーパーカー『GR GT』を展示 9月25日-27日
  3. 人気ミニバンが2027年にも大進化へ! トヨタ『ノア/ヴォクシー』次期型は新開発1.5LエンジンHEVか?
  4. カワサキ『メグロK3』2027年モデル、10月17日発売へ 価格は141万9000円
  5. マツダ『ロードスター』次期型は1000kg級の軽さ追求、BEVも視野に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 「発想が素晴らしい」ヤマハが開発した保育現場向け「電動アシストお散歩カー」が話題に、「補助金回して」の声も
  5. ポルシェはなぜブガッティを手放した? 10億ユーロで売却、選択と集中へ
ランキングをもっと見る