ENEOS、電動車専用フルード6種を新開発

JXTGエネルギーは6月4日、電気自動車(EV)・ハイブリッド車専用フルード「ENEOS EVフルード」を開発したと発表した。

EVやHVは今後さらに普及が見込まれているが、各駆動システムには、高い絶縁性能や冷却性能、ギヤ保護性能などを備えた専用フルードが求められる。

JXTGエネルギーは、長年のオイル開発で蓄積された知見を活用することで、オイルに対する新たな必要性能を高いレベルで満足させる独自の潤滑油技術を確立。様々な使用環境でベストなパフォーマンスを発揮できるよう、それぞれ特長をもったENEOS EVフルードシリーズを全6種類のラインアップで提供する。

「ギヤ プロテクション」は減速機ギヤの保護性能強化型、「HV AT」はオートマチックトランスミッションフルード性能を付与したEV・HV用フルード、「モータークール」はギヤ潤滑性とモーター冷却性、電気絶縁性を兼ね備えたバランス型。「エナジーセービング」は極限のモーター冷却性と省エネ性を実現、「アイソレーション」は電気絶縁性を極限まで向上、「バッテリークール」はバッテリー、電装部品の冷却専用クーラントとなる。

まず、日本国内および中国を中心に、EV・HVメーカーおよびその関連部品メーカー向けに商品提案を予定。その後、各国・地域の需要やニーズに応じて対象を全世界へ拡げることを目指す。また、将来的には一般消費者向け商品としての展開も検討していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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