コンチネンタルとロームが提携、電動車向けパワーエレクトロニクスの開発

ヴィテスコ・テクノロジーズのSiCテクノロジー
ヴィテスコ・テクノロジーズのSiCテクノロジー全 3 枚

コンチネンタル(Continental)のパワートレイン部門のヴィテスコ・テクノロジーズは6月4日、電動車向けパワーエレクトロニクスの開発において、ロームと提携を結ぶと発表した。

SiCパワーデバイスは、高効率な特性を持つことから、電動車バッテリーの電気エネルギーをより有効に活用できる。これにより、電動車の航続を伸ばし、バッテリーサイズ削減に貢献することが可能になる。ヴィテスコ・テクノロジーズは、SiCパワーデバイスを使用することにより、電動車向けパワーエレクトロニクスの効率をさらに向上させることを目指す。

ヴィテスコ・テクノロジーズでは、開発中の800Vタイプインバーターにおいて、SiCテクノロジーを使用したシステムの開発とテストを行っている。インバーターとモーターを組み合わせ、システム全体から、SiCパワーデバイスとアプリケーション設計の最適な組み合わせを見極めることが目的だ。ヴィテスコ・テクノロジーズとロームは今回の提携により、SiCテクノロジーを用いて、量産化に最適でインバーターの最大効率を実現するシステム構築に向け、協力して取り組む。

ヴィテスコ・テクノロジーズは、ロームをSiCテクノロジーのプリファードサプライヤーとして選定した。SiCテクノロジーを、ヴィテスコ・テクノロジーズの電動車向け高圧パワーエレクトロニクスに統合していく。

なお、ヴィテスコ・テクノロジーズでは、SiCソリューションの需要が大幅に増加すると予想される2025年に、最初のSiC搭載インバーターの生産を開始する予定、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る