メルセデス GLEクーペ 新型発売、スタイリッシュなフォルムとゆとりの室内空間を両立…価格1186万円より

メルセデスベンツ GLEクーペ
メルセデスベンツ GLEクーペ全 23 枚

メルセデス・ベンツ日本は6月11日、新型『GLEクーペ』(Mercedes-Benz GLE Coupe)の注文受付を開始した。納車は6月下旬より順次予定している。

2代目となる新型GLEクーペは、SUVクーペとしての個性を引き継ぎながら、内外装デザインを一新し、最新技術と装備を搭載して生まれ変わった。

ボディサイズは、全長4955mm(先代モデル比+65mm)、全幅2020mm(同+5mm)、全高1715mm(同-15mm)。ホイールベースは2935mmと先代モデルと比べて20mm長くなっているが、GLEよりも60mm短く、スポーティなエクステリアデザインとハンドリングを両立している。

フロントデザインは、シングルルーバーのダイヤモンドラジエーターグリルがメルセデスのクーペデザインを踏襲する。一方、ルーバーの開口部はフロントエプロンのアンダーガードと同様にSUVの特徴を表現。サイドは、低く構えるウィンドウフレームとなだらかな丸みを帯びたルーフラインを組み合わせることで、ダイナミックかつエレガントなデザインを生み出している。

インテリアは、ラグジュアリーでエレガントなデザインと、MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)の高度なデジタル技術が特徴。ダッシュボードには、2画面の12.3インチワイドディスプレイを1枚のガラスカバーで融合した「コックピットディスプレイ」を装備。ドアパネルまで流れるような先進的なデザインを描いている。

また、7名乗車のGLEと比較すると5名乗車のクーペスタイルであるためにスペースは狭くなるが、先代モデルよりもホイールベースが20mm長くなっているため、広く快適な室内空間を提供する。ホイールベースの伸長により、乗降性が向上するとともに、乗員のレッグルームをしっかりと確保。ラゲッジルームは、先代モデルより70リットル増加。655~1790リットルとクーペスタイルでありながら十分な積載性を確保している。

MBUXは、新型の自然対話式音声認識機能を備えた対話型インフォテインメントシステム。最大の特長の1つが人工知能(AI)による学習機能で、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備える。ボイスコントロールは「Hi(ハイ), Mercedes(メルセデス)」をキーワードとして起動。インフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメートコントロール、 各種ヒーター、照明などにも対応する。

運転支援システムは、『Sクラス』と同等の最新世代を全モデルに標準装備する。国内初導入となる機能強化も用意。「アクティブブレーキアシスト (歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)」は、対向車線を横切って右折しようとするときに、対向車線を直進してくる車と衝突する危険がある場合、車速10km/h以内であれば自動ブレーキが作動する。

ラインアップは、最高出力330psの3リットル6気筒クリーンディーゼルターボエンジンを搭載する「GLE400d 4マチック クーペ スポーツ」と、48Vマイルドハイブリッドを採用する3リットル6気筒ガソリンターボエンジン(最高出力435ps)を搭載する「メルセデスAMG GLE53 4マチック+ クーペ」の2種類を用意。48Vマイルドハイブリッドシステムは、エンジンとトランスミッションの間に配置した電気モーター「ISG」と「48V電気システム」により回生ブレーキによる発電を行いリチウムイオンバッテリーに充電。エンジン低回転時にその電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と力強い加速を実現する。

価格はGLE400d 4マチック クーペ スポーツが1186万円、メルセデスAMG GLE53 4マチック+ クーペが1421万円。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 「発売はいつ?」ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R9』、国内導入を待ち望む声続々
  3. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
  4. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  5. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る