日産、社会福祉協議会と初の災害協定を締結 大規模停電時にEVを電力源として活用

日産リーフからの電力供給イメージ図(参考例)
日産リーフからの電力供給イメージ図(参考例)全 1 枚

日産自動車と大津市社会福祉協議会、滋賀日産自動車の3者は6月16日、電気自動車(EV)を活用した「災害連携協定」を締結した。

協定の内容は、大津市社会福祉協議会が、地震災害等による大規模停電が発生した際に、同協議会が指定する大津市災害ボランティアセンターおよびサテライトセンターにて、滋賀日産自動車が試乗車として所有するEV『日産リーフ』を電力源として活用することで、ボランティアセンターの円滑な運営を行い、市民の安全確保に努めるというもの。

日産自動車は、日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため、2018年5月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表。全国の自治体や企業と協力して、EV普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいる。一方、大津市社会福祉協議会は、地域福祉の推進を目的とし、社会福祉に関する理解と関心を深めるためのボランティア活動・市民活動などを行っている。

今回、大津市社会福祉協議会が推進する、地域に根差したボランティア活動、防災対策と日産自動車によるブルー・スイッチ活動としての災害対策の推進にて、お互いの取り組み内容が一致し、協定締結を行う運びとなった。また、日産自動車は、昨年の台風19号により長期停電の続いた長野県長野市のボランティアセンターへリーフを派遣。長野市ボランティアセンターでの、実際の災害時におけるリーフの活躍と実用性が高く評価されたことも、協定締結の要因となった。

日産自動車が、締結した自治体・企業との災害連携協定としては、今回の締結が全国で38件目。社会福祉協議会との災害協定締結は、全国初となる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  4. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  5. ジープ『レネゲード』2027年モデルに注目集まる…6月のスクープ記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る