BMWのPHVスポーツカー『i8』、生産終了…ブランドで最も成功したスポーツカーに

0~100km/h加速4.4秒で最高速250km/h

世界限定200台の最終限定車

6年間に約2万0500台を生産

BMWグループのドイツ・ライプツィヒ工場からラインオフしたBMW i8 の最終モデル、i8 ロードスター
BMWグループのドイツ・ライプツィヒ工場からラインオフしたBMW i8 の最終モデル、i8 ロードスター全 14 枚

BMWグループは6月11日、プラグインハイブリッド(PHV)スポーツカーの『i8』(BMW i8)の生産を終了した、と発表した。

画像:BMW i8 の最終モデル

0~100km/h加速4.4秒で最高速250km/h

i8は、BMWグループのサステイナブルブランド、「i」のPHVスポーツカーとして、2014年に発売された。当初はクーペボディのみだったが、後にオープンボディの『i8ロードスター』 が追加され、iブランドは『i3』を含めて、3車種にラインナップを拡大した。

i8のPHVパワートレインは、前輪をモーター、後輪をエンジンで駆動する。エンジンは1.5リットル直列3気筒ガソリンターボで、最大出力231hp、最大トルク32.6kgmを発生する。モーターは最大出力143hpで、エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、最大出力374hpを引き出す。

モーターとエンジンがフル稼働した状態では、i8クーペの場合、0~100km/h加速4.4秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを発揮する。二次電池は、蓄電容量11.6kWhのリチウムイオンバッテリーだ。EVモードでは最大55kmをゼロエミッション走行できる。この効果もあって、i8クーペの場合、欧州複合モード燃費55.5km/リットル、CO2排出量42g/kmの優れた環境性能を実現している。

世界限定200台の最終限定車

BMWグループは、このi8の最終限定モデルとして、「アルティメット・ソフィスト・エディション」(Ultimate Sophisto Edition)を世界限定200台発売した。

外観には、ソフィストグレー・ブリリアントエフェクトと呼ばれる特別なボディカラーが用意された。このボディカラーには、フロントグリル、サイドスカート、リアバンパーに、銅のような色合いの「Eコッパー」と呼ばれる専用のアクセントが配される。専用のスポークデザインの20インチアルミホイールで足元を引き締めた。このアルミホイールは、ブラックをメインに、Eコッパーをあしらった2色仕上げとなる。

アルティメット・ソフィスト・エディションでは、クリアガラスのテールライトが、i8シリーズで初採用された。 i8ロードスターのアルティメット・ソフィスト・エディションには、Cピラーのトリムエレメントやハイグロスブラックのテールゲートインレイなどに、シャドウラインが追加された。クーペとロードスターともに、ブレーキキャリパーはハイグロスブラックで塗装され、ブルーのディテールとBMW iバッジが添えられる。

アルティメット・ソフィスト・エディションのエンブレムと、室内のドアシルプレートには「1 of 200」のシリアルナンバープレートが装着される。専用ボディカラーに合わせて、インテリアは ブラック&Eコッパーの「Accaro」内装でコーディネートした。装備は充実しており、BMWヘッドアップディスプレイ、ライトパッケージ、ハーマンカードン製Hi-Fiスピーカーシステム、セラミック加工コントロールスイッチが採用される。i8クーペには、アンスラサイトのヘッドライナーが装備された。また、クーペとロードスターには、それぞれエクステンディットストレージとトラベルパッケージが付属している。

6年間に約2万0500台を生産

このi8の最終モデルが6月11日、BMWグループのドイツ・ライプツィヒ工場からラインオフした。ポルティマンブルーで塗装されたi8ロードスターは、ドイツの顧客に向けて出荷された。

BMWグループは、およそ6年間に、約2万0500台のi8を生産した。BMWグループは、ブランドの歴史において、i8は最も成功したスポーツカー、としている。

《森脇稔》

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