ドゥカティ、スーパーレッジェーラ V4 を生産開始…世界限定500台のスーパーバイク

カーボン製フレームを備えた公道走行可能な世界で唯一の二輪車

顧客だけが参加できる特別なプログラム

専用のレーシングキットが付属

ドゥカティ・スーパーレッジェーラ V4の量産第一号車
ドゥカティ・スーパーレッジェーラ V4の量産第一号車全 9 枚

ドゥカティは6月17日、『スーパーレッジェーラV4』(Ducati Superleggera V4)の最初の1台が、イタリアのボルゴパニガーレ工場からラインオフした、と発表した。

カーボン製フレームを備えた公道走行可能な世界で唯一の二輪車

この二輪車は、世界限定500台のみが生産される限定モデルの1台目となる。スーパーレッジェーラV4は、カーボンファイバー製のフレーム、スイングアーム、ホイールを備えた公道走行可能な世界で唯一のモーターサイクルだ。メカニカルエンジニアリング、製造技術、メイド・イン・イタリーによるデザインを追求したスーパーレッジェーラV4は、パフォーマンス、スタイル、ディテールへのこだわりにおいて、新たなベンチマークを打ち立てるという。

スーパーレッジェーラV4には、特別な素材や技術を採用する。500台限定で生産されるスーパーレッジェーラV4には、証明書が付属する。シャシー番号と一致するシリアルナンバーは、ステアリングヘッドとイグニッションキーに刻印されている。

スーパーレッジェーラV4の最初の1台を購入した顧客は、納車セレモニーを行うために、ボルゴパニガーレに招待される。数日中に、ドゥカティのクラウディオ・ドメニカーリCEOと直接会って、スーパーレッジェーラV4の量産第一号車を受け取る予定だ。

顧客だけが参加できる特別なプログラム

スーパーレッジェーラV4プロジェクトのユニークな点は、「スーパーバイク・エクスペリエンス」と呼ばれる特別なイベントに参加する機会が得られることだ。このイベントは、ドゥカティと「ドゥカティコルセ」が協力し、スーパーレッジェーラV4の顧客だけを対象に、イタリアのムジェロ・サーキットで開催される。サーキットでは、「スーパーバイク世界選手権(SBK)」に参戦している「パニガーレV4 R」に試乗することができる。

さらに、スーパーレッジェーラV4の30名の顧客に限定した「MotoGPエクスペリエンス」へ参加する機会も得られる。このイベントに参加する顧客は、ドゥカティコルセのメカニックによる指導の下、「デスモセディチGP」をサーキットで走らせることができる。一般のライダーが、デスモセディチGPに乗ることができるのは、今回が初めてとなる。両方のエクスペリエンスは、2021年に開催される予定だ。

さらに、カスタムオーダースーツを作成できる「SuMisura Ducati」を利用して、エアバッグ付きのスーパーレッジェーラV4レザースーツをオーダーメイドする機会や、カーボンファイバー製ヘルメットを注文する機会も設けられる。これによって、スーパーレッジェーラV4の購入体験がさらに特別なものとなるという。スーパーレッジェーラV4専用に製作されるこのレーシングスーツとヘルメットには、モーターサイクルのカラーリングとグラフィックが反映されている。

専用のレーシングキットが付属

また、スーパーレッジェーラV4には、専用のレーシングキットが付属している。キットの内容は、アクラポヴィッチ製チタニウム・コンプリート・レーシング・エグゾースト(サーキット走行専用)、カーボンファイバー製オープンクラッチカバー、チタニウム製スライダーが装着されたカーボンファイバー製スイングアームカバー、ヘッドライトと灯火類の交換キット、ライセンスプレートホルダー取り外しキット、サイドスタンド取り外しキット、ビレットアルミ製ミラーホールプラグ、「ドゥカティ・データ・アナライザー+GPS(DDA+GPS)」、レーシングフューエルキャップ、ブレーキレバープロテクション、バイクカバー、フロント&リアスタンド、バッテリー充電器だ。

なお、スーパーレッジェーラV4は、輸送用に特別にカスタマイズされた木箱に収められて、各ディーラーへと出荷される。さらに、未来的なエアロダイナミクス形状をモデリングした10分の1スケールのスーパーレッジェーラV4も付属する。このスケールモデルにも、バイクと同じシリアルナンバーが付けられ、コレクターズアイテムとしての高い価値を持つ、としている。

《森脇稔》

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