障害推定、救急自動通報システムに関するJIS制定…ドクターヘリ出動の判断

ドクターヘリ
ドクターヘリ全 2 枚

経済産業省は6月22日、日本産業規格(JIS)を改正して「救急自動通報システムの障害推定アルゴリズム」を制定したと発表した。

JISは、鉱工業品、データ、サービスの品質、性能や試験方法などを定めた国家規格で、社会的環境の変化に対応して制定・改正している。

救急医療の現場でドクターヘリが導入され、救命率の向上に大きく貢献しているが、救急隊が現場到着後、要否を判断することが一般的で、迅速にドクターヘリを急行させるという点で課題があった。このため、交通事故の事故車両に加わった衝突の方向や大きさなどからドクターヘリ出動要請を出すべきか否かを自動的に判定するための救急自動通報システム「D-Call Net」の導入が進んでいる。

今回、システムに用いられる傷害推定アルゴリズムの作成と評価方法をJISとして制定した。JISに基づくシステムの普及によって、これまで主に救急隊員の現場到着後に行われていたドクターヘリの要請が的確、迅速、自動的にできるようになり、交通事故死者数の低減に寄与することが期待されるとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る