ポールスター初のEVに「パフォーマンスパック」、足回りを強化 今夏から欧州で納車

ツインモーターは最大出力408hp

ブレンボ製の4ピストンブレーキ

オーリンズ製のデュアルフローバルブダンパー

鍛造20インチアルミホイール

ポールスター 2 のパフォーマンスパック
ポールスター 2 のパフォーマンスパック全 10 枚

ボルボカーズ傘下の高性能車開発メーカーのポールスターは6月24日、今夏から欧州での納車を開始するブランド初のEVセダン、『ポールスター2』(Polestar 2)に設定する「パフォーマンスパック」の詳細を発表した。

画像:ポールスター 2 のパフォーマンスパック

ポールスターの第1号車となるのが、高性能PHVクーペ『ポールスター1』だ。続くポールスター2は、ポールスター初のピュアEV。テスラ『モデル3』と競合するミッドサイズEVセダンとなる。

ツインモーターは最大出力408hp

ポールスター2は、「プレミアムな5ドアファストバックEV」をテーマに開発された。車台は、ボルボカーグループの「CMA」(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)プラットフォームがベースとなる。

EVパワートレインは、前後にそれぞれモーターを搭載し、4輪を駆動する。2つのモーターは合計で、最大出力408hp、最大トルク67.3kgmを引き出す。強力なモーターを搭載するポールスター2は、0~100km/h加速5秒以下の性能を発揮する。

27個のモジュールで構成されるバッテリーパックは床下にレイアウトされ、蓄電容量は78kWhだ。1回の充電での航続は、最大470km(WLTPサイクル)の性能を備えている。

ブレンボ製の4ピストンブレーキ

このポールスター2に設定されるのが、パフォーマンスパックだ。パフォーマンスパックには、4ピストンのブレンボ製フロントブレーキ、調整可能なオーリンズ製ダンパー、20インチの鍛造ホイールが含まれる。また、ゴールド仕上げのブレーキキャリパー、シートベルト、バルブキャップが装備される。

ポールスターとブレンボが、ブレーキシステムを共同開発した。4ピストンのアルミ製フロントキャリパーは、エアロスカルプテッドデザインとし、ポールスターのロゴ入りのゴールド仕上げとした。

このブレーキシステムは、あらゆる状況で最適なパフォーマンスを発揮するように設計されている。気温や走行状況に関係なく、迅速に応答するブレーキシステムは、騒音と転がり抵抗を低減する低抗力システムを採用している。キャリパーはまた、ブレーキ性能を向上させながら、回生ブレーキを最適化し、航続を延ばすことを追求している。フロントのローター径は375mmとした。

オーリンズ製のデュアルフローバルブダンパー

オーリンズ製デュアルフローバルブダンパーは、車両のコントロール性能を向上させる。このダンパーは、荒れた路面や凹凸のある路面での、サスペンションシステムの動きを最適に制御するように設計されている。快適さとコントロール性能のバランスを取るために、ダンパー内のオイルが、サスペンションの入力速度に応じて、2つの異なる経路を動くようにした。

シャフトがゆっくりと動く低速域のダンパー動作では、調整可能なニードルが、オイルの流れとダンパーのレスポンスをコントロールする。シャフトがより速く、より広い範囲で動く高速域では、シムピストンバルブスタックがフローを変更して、レスポンスを最適化する。突然のサスペンションへの衝撃や路面の粗さは、デュアルフローバルブシステムによって制御される。

オーリンズ製のデュアルフローバルブダンパーは、22の異なる設定で減衰力を手動調整できる。この手動調整システムにより、車両の乗り心地とハンドリングレスポンスを、より細かく調整できるという。

鍛造20インチアルミホイール

鍛造20インチアルミホイールは、ポールスター2に標準の19インチアルミホイールよりも強度が向上。同時に、重量も1.5kg軽量化した。この軽さは、ばね下の質量を低減する。オーリンズ製デュアルフローバルブダンパーと組み合わせることにより、より優れたコントロールを可能にし、常にタイヤと路面が最大のコンタクトを維持するという。

独自のYスポークデザインの20インチ鍛造アルミホイールは、スポークの一部がダイヤモンド研磨された新技術を導入した。タイヤは、コンチネンタルの「スポーツコンタクト」で、245/40R20サイズを履く。ゴールドのバルブキャップが装着されている。

インテリアには、ゴールドの3点式シートベルトが装備されている。オプションのパフォーマンスパックの欧州価格は、およそ6000ユーロ(約72万円)。正確な価格は、市場によって異なる、としている。

《森脇稔》

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