テスラ株急伸、時価総額22兆円、トヨタ超え“世界一[新聞ウォッチ]

ドイツで充電器設置の展開を拡大したテスラ(5月26日)
ドイツで充電器設置の展開を拡大したテスラ(5月26日)全 4 枚

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

【画像全4枚】

「2位じゃだめなんでしょうか」と追及された「京(けい)」以来、9年ぶりに世界一となったのは理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」だが、こちらの世界一は米電気自動車(EV)メーカー、テスラ(Tesla)の時価総額の話題。

テスラ株は過去1年で約5倍に値上がりして、7月1日の米国市場で終値ベースの株価と発行済み株式数を乗じて算出する時価総額は2076億ドル(約22兆3000億円)に達し、同日のトヨタ自動車の時価総額(21兆7185億円)を初めて上回り、自動車メーカーで世界首位となったという。

7月1日の日経夕刊などが速報したほか、きょうも各紙が「テスラ時価総額22兆円、トヨタ超え」などと大きく報じている。それによると、テスラの2019年の世界販売台数は36万7500台と、1074万台のトヨタ(ダイハツ工業と日野自動車含む)の約30分の1に過ぎない規模。収益面でも2兆円余りの純利益を計上したトヨタに対し、テスラは通年で黒字化したことがないレベルだが、「EVに限るとトヨタは世界12位なのに対し、テスラは世界トップ」(朝日)との見方もある。

テスラといえば、カリスマ経営者としても知られ、宇宙開発も手がける最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏が2003年に設立。失敗を繰り返しながらも自動運転などの次世代技術の開発を着々と進める一方で、EV市場では高級モデルに加えて量産型の小型セダン『モデル3』を売り出し、業績が安定し始めたことからも、テスラの将来性に投資家の期待が集まって株価を急上昇させているようだ。

ただ、市場ではテスラの株価が経営の実態を反映していないとの見方もあるなど、過熱気味の株価に危うさを指摘する声も囁かれている。

2020年7月3日付

●都内107人新規感染、都知事、「夜の繁華街控えて」(読売・1面)

●高速完全ETC化検討、国交省、コロナ対策、現金ブースは廃止(読売・2面)全ETC化が検討される高速道路の料金所(写真は首都高速)。全ETC化が検討される高速道路の料金所(写真は首都高速)。

●社説、あおり運転罪、取り締まり強化で安全を守れ(読売・3面)

●「ゴーンのニッサン号」売却、ビジネスジェット業績立て直し活用(読売・8面)

●テスラ時価トヨタ超え、総額22兆円超EV先行株価急伸(朝日・7面)

●巨額赤字日産の行方「ゴーン時代」台数追った代償(朝日・7面)

●トヨタ、在宅勤務対象を拡充へ、9月から制度化、工場でも検討(朝日・7面)

●日本車の米販売、コロナで26%減、上半期(毎日・6面)

●米就労ビザ発給停止、日本企業広がる困惑、「後任送れない」「管理職不在に」(産経・8面)

●日産がセレナなど11万台リコール(産経・22面)

メルセデスF1メルセデスF1●黒人差別へ抗議、今季メルセデス銀から変更、黒くマシン塗装(東京・18面)

●「1億円プレーヤー」485人、8年ぶり減(日経・2面)

●中国新車販売11%増、6月2か月連続伸び2ケタ(日経・11面)

●高級車「ジャガー」もネットで、在宅でこそ深まる接客(日経・12面)

●トヨタ、世界のほぼ全工場再稼働(日経・13面)

《福田俊之》

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