【プジョー 208 新型】マーケティング部長「このクルマでプジョーは次の新しいステップに踏み出す」

プジョー・シトロエン・ジャポン マーケティング部長のトマ・ビルコ氏
プジョー・シトロエン・ジャポン マーケティング部長のトマ・ビルコ氏全 8 枚

プジョー・シトロエン・ジャポンは7月2日、新型『208』とその電気自動車(EV)『e-208』のオンライン発表会を行い、同日より販売を開始したと発表した。マーケティング部長のトマ・ビルコ氏は「このクルマでプジョーは次の新しいステップに踏み出す」と二度も強調した。

通常、ガソリン車とEVは別々に設計し、異なるプラットフォームを用いて製造することが多いが、208はガソリン車もEVも同じデザイン、同じ装備、同じ室内スペースとなっている。新しいプラットフォームはガソリン車とEVの双方に対応しており、ユーザーはガソリン車もEVも同じ土俵で比較して、好みのパワーユニットを選べるというわけだ。

「URBORING THE FUTURE(アンボーリング・ザ・フューチャー)」、日本語に訳すと「退屈な未来はいらない」という意味で、プジョーの新たなブランドメッセージだ。その象徴となるクルマが208とe-208で、すでにヨーロッパでは高い評価を受けているという。

それは、欧州の「カー・オブ・ザ・イヤー2020」と「レッド・ドット・デザイン・アワード2020」を受賞していることからも頷けよう。「プジョーのライオンらしい、美しくスポーティなデザインはこのモデルの一つの強みだ。それに安全装備、テクノロジー、質感などもトップレベルとなっている」とビルコ氏。

安全装備については、最新のADAS(先進運転支援システム)がすべて標準装備されているそうだ。例えば、前方車両の追従走行を支援するクルーズコントロール、二輪車や歩行者にも対応するアクティブセーフティブレーキ、レーン・ポジション・アシスト、ディスタント・アラート、ドライバー・アテンション・モニタリング、駐車アシスト、交通標識認識などといった具合だ。

また、最新の「アイ・コックピット」を採用。これはコネクティビティを重視したプジョーの新世代コックピットで、直感的で、より自然なドライビングエクスペリエンスを目指してデザインされた操作パネルが特長となっている。人間工学に基づいたもので、ドライバー正面のメーターはデジタル表示で、情報がホログラム形式で投影されるようになっている。

「クルマのコンセプトのキーワードは『フューチャーリステック・ヤング』、このクルマにはこれからの未来を見据えて、ブランドやモデルに若々しさをもう1回注入したいという思いが込められている」とプロダクトマネージャーの上村学氏は話す。

プジョー車の国内販売は、2015年5898台、16年7394台、17年8237台、18年9975台とここ数年右肩上がりで伸びており、19年には1万626台と1万台超えを達成した。しかし、20年は新型コロナウイルスの影響で、どの自動車メーカーも苦戦を強いられている。そんな中で、プジョーは新型208とe-208で一気に挽回を狙う。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る