ホンダ米国販売23%減、4年連続のマイナス 2020年上半期

ホンダ・パスポート 新型(北米仕様)
ホンダ・パスポート 新型(北米仕様)全 8 枚

ホンダ(Honda)の米国部門のアメリカンホンダは7月2日、2020年上半期(1~6月)の米国新車販売の結果を発表した。総販売台数は59万2287台。前年同期比は23.8%減と、4年連続で前年実績を下回った。

全販売台数59万2287台の内訳は、乗用車が前年同期比28.6%減の25万4510台と、減少傾向にある。SUVなどのライトトラックも、19.7%減の33万7777台とマイナスに転じた。

ホンダブランドの上半期実績は、前年同期比23.7%減の53万6297台。乗用車系では、『アコード』が8万8754台を販売。前年同期比は、31.4%減と減少が続く。『フィット』は1万3887台にとどまり、前年同期比は19.1%減と減少傾向。『シビック』は上半期、アコードを上回る12万7858台を売り上げた。ただし、前年同期比は24.4%減と、2年連続で前年実績を割り込む。ハイブリッドセダンの『インサイト』は上半期、6964台を販売。前年同期比は44.5%減と後退している。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は、主力車種の『CR-V』が、13万8898台。前年同期比は21.5%減と、3年連続のマイナスだ。中型SUVの『パイロット』は、19.9%減の5万4815台と減少傾向。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』も、前年同期比24.4%減の3万5917台と2年連続のマイナスだ。『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』に相当)は、前年同期比18.3%減の3万6895台と、3年連続の前年割れ。ピックアップトラックの『リッジライン』は、前年同期比4.9%増の1万4505台と、2年ぶりに前年実績を下回った。新型SUVの『パスポート』は、10.2%増の1万6023台と2桁増を達成している。

ホンダの2019年の米国新車販売台数は160万8170台で、前年比は0.2%増と2年ぶりに前年実績を上回った。総販売台数160万4828台のうち、ホンダブランドは145万0785台で、前年比は0.3%増と、2年ぶりのプラスとなった。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 日産『リーフ』新型発売にスタンバイ、家庭用充電器や太陽光パネル設置支援、米国でサービス開始へ
  3. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  4. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る