ボルボカーズの自動運転ソフト開発部門、新体制発足…高速道路での完全自動運転実現へ

ボルボカーズの自動運転技術のイメージ
ボルボカーズの自動運転技術のイメージ全 3 枚

ボルボカーズ(Volvo Cars)は7月2日、自動運転ソフトウェア開発部門のゼヌイティ(Zenuity)の新体制が発足した、と発表した。

ゼヌイティは、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転向けソフトウェア開発企業として、2017年4月に設立された。オートリブとボルボカーズが、50%ずつ出資して設立されたジョイントベンチャーだ。スウェーデンのイェーテボリに本社を構え、米国のデトロイトとドイツのミュンヘンでも事業を展開している。

ボルボカーズは、このゼヌイティを新体制とし、自動運転技術の開発を加速する。今回、発足した新体制では、ゼヌイティが2つに分割された。そのひとつは、自動運転ソフトウェアの開発と商品化に焦点を当てた新しい独立型企業で、ボルボカーズが所有する。

もうひとつは、高度な運転支援システムの継続的な開発と商品化に焦点を当てて、自動車安全システムを手がけるヴィオニア(Veoneer、オートリブのエレクトロニクス部門の別会社)に組み込まれた。

なお、ボルボカーズの一部となったゼヌイティは、ボルボカーズの「SPA2」アーキテクチャに基づく次世代車に搭載する自動運転ソフトウェアの開発を推進する。当面は、高速道路での完全自動運転の実現を目指していく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型試乗】「カッコよさ」盛り込んだ軽ハイトワゴンの逆襲…中村孝仁
  5. 雨天・高速走行時の浮き上がりを防ぐ! ダイハツ『エッセ』など4車種用「スポーツエアロワイパーブレード」を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る