日産米国販売39%減、スポーツカーの 370Z は4.6%増と堅調 2020年上半期

日産 370Z(フェアレディZに相当)の北米仕様
日産 370Z(フェアレディZに相当)の北米仕様全 6 枚

日産自動車(Nissan)の米国部門の北米日産は7月2日、2020年上半期(1~6月)の米国新車販売の結果を発表した。総販売台数は43万4934台。前年同期比は39.3%減と、3年連続で前年実績を下回った。

写真:日産の米国主力車

全販売台数43万4934台のうち、乗用車は前年同期比49%減の15 万8253台と減少傾向にある。SUVなどのライトトラックも、前年同期比32%減の27万6681台と2年連続のマイナスだった。

日産ブランドの上半期実績は、39万3281台。前年同期比は39.9%減と、3年連続のマイナスとなった。乗用車系では、主力車種の『アルティマ』が6万9049台で、前年同期比は36.5%減と、2桁の落ち込みが続く。『セントラ』は4万3787台を販売。前年同期比は60.2%減と、2年連続のマイナス。『ヴァーサ』は1万9842台にとどまり、前年同期比は59.3%減と2年ぶりの前年割れ。最上級セダンの『マキシマ』は、前年同期比39.9%減の1万0086台と減少傾向にある。

スポーツカーでは、『GT-R』が上半期、128台を販売し、前年同期比は26.4%のマイナス。一方、『370Z』(日本名:『フェアレディZ』に相当)は、4.6%増の1310台と堅調だった。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、小型SUVの『ローグ』(日本名:『エクストレイル』に相当)が10万6965台を販売し、最量販車の地位を維持した。ただし、前年同期比は39%減と、2年連続のマイナス。中型SUVの『パスファインダー』は、25.8%減の2万6953台と後退。『ムラーノ』は15.4%増の2万9975台と伸びた。フルサイズピックアップトラックの『タイタン』は、32.3%減の1万2196台と、3年連続のマイナスとなった。

日産自動車の2019年の米国新車販売は、134万5681台。前年比は9.9%減と、2年連続で前年実績を下回っている。

《森脇稔》

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