JR東日本、あの手この手の運賃値上げ、時間帯別も検討[新聞ウォッチ]

JR東日本、山手線
JR東日本、山手線全 4 枚

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、鉄道の利用客が大きく落ち込んでいるなか、JR東日本が、利用状況に合わせた運賃体系の見直しを検討しているという。

深沢祐二社長が定例会見で明らかにしたもので、きょうの各紙も「JR東、時間帯別の運賃検討」(毎日)などと、取り上げている。

それによると、会見で深沢社長は「感染拡大の影響は長期化し、定着していく」との見通しを示したうえで、「長期的に経営が成り立つ形で、さまざまなコストやダイヤ、運賃の見直しのため検討を深めている」と述べたという。

訪日客の激減とともに、在宅勤務を義務化する富士通などは定期券を廃止する動きもあり、テレワークなどが浸透すれば、以前のように利用客が戻らないのは明々白々。このため、見直しの具体例のひとつが時間帯に応じた運賃。

距離に応じて加算される現在の固定的な運賃体系については、朝の混雑する時間帯の運賃を値上げする一方で、利用客が少ない時間帯は値下がりするとの見方もある。だが、収入減を補うためには少ない時間帯でも「据え置き」程度になる可能性も強い。

JR東のような鉄道事業以外にも、きょうの読売によると「地方空港『視界不良』」などと、「地方の空港が苦境にあえいでいる」と伝えている。国内線は徐々に再開されているが、以前の水準に戻るには時間がかかるとみられる上、国際線は出入国制限で運休が続くという。

さらに、旅行代理店のJTBは、社員約1万3000人に対して、2020年度冬季ボーナスを支給しないと日経が取り上げており、コロナ危機のダメージは想像を絶する。

7月7日、熊本県津奈木町7月7日、熊本県津奈木町2020年7月8日付

●九州全県で河川氾濫、豪雨死者56人に(読売・1面)

●JR東、混雑時間帯値上げ、検討表明「ピークずらす柔軟運賃に」(読売・2面)

●新型SUV登場、アウディ(読売・8面)アウディQ3、Q3スポーツパック発表アウディQ3、Q3スポーツパック発表

●九州豪雨、工場・店舗休業相次ぐ(読売・9面)

●時代の証言者、パリダカの勇士、篠塚建次郎、「燃料タンクに砂糖」事件(読売・10面)

●地方空港「視界不良」訪日客コロナでゼロ(読売・28面)

●豪雨車業界に影響拡大、トヨタは3工場操業停止(朝日・6面)

●巨額赤字日産の行方、再建への道、走り出すか「Z」(朝日・7面)

●景気指数4か月連続低下、5月、10年10か月ぶり低水準(産経・1面)

●駅の混雑アプリで表示、JR東山手線など27駅(東京・24面)

●そこが知りたい、日産苦境、部品会社どう生き残る? ルノーと工場共用好機に、マレリ会長・森谷弘史氏(日経・12面)

レクサスLS改良新型レクサスLS改良新型●新型レクサス、自動運転技術搭載(日経・13面)

●冬のボーナスゼロに、JTB(日経・13面)

《福田俊之》

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