「マクリン大地さん!?」 ハーフの方かと思ったられっきとした日本人でした。今回は桝井和寛さんのコ・ドライバーさんとして登場してたいだきましたが、いろんな方のコ・ドライバーさんを務めたり、自分でドライバーさんをしたりと、フレキシブルで多彩な活動ができる方なんですよね。
そのマクリンさんですが、実は私が自分のチーム以外の方で、初めて言葉を交わした全日本ラリーのコ・ドライバーさんなんです。マクリンさんは覚えていらっしゃらないと思ってたんですが、今回アンケートをお願いしたら「竹岡圭さんとは金岡さんの横に乗っている時に出走順が前後やったので、その時に初めてお話させていただきました」と書いてくださってました! 嬉しい～。覚えててくれたんだっ！
そうなんです。2017年に金岡義樹さんの横に乗っていらした時に、順番的に私の前にいらっしゃることが多かったので、お話するチャンスがあったんですよね。私なんて、リエゾンでは「マクリンを探せ！」と言いながら、後ろをついて走らせていただいておりました（笑）。その節はありがとうございました～。
速く走らせてくれるコ・ドライバー
コリン・マクレーが駆ったWRCインプレッサ。写真は1998年
さて、そんなマクリンさんがモータスポーツに興味を持ったのは「小学校のころBSでWRCの放送やってるのを見て、マクレーのファンになったから」とのこと。小学生の時にコリン・マクレーのファンになるなんて、かなりシブイお子様だこと。
その気持ちを持ったまま大きくなったマクリンさんは「大学の新歓で騙されて自動車部に入ってしまった」というのが、実際モータースポーツを始めるきっかけだったんだとか。「まさか自分がやるとは思っていませんでしたが、意外と誰でもやれるスポーツです」とおっしゃっています。
学生の頃は、大学対抗のダートラ、ラリーを中心に、北海道のダートラ、ラリーのジュニア戦にも参加。社会人になってからは近畿や中四国の地区戦、西日本グラベルラリーツアーのシリーズを追ったり、全日本ラリーにスポットで参加したりされています。
そしてマクリンさんは、ドライバーとして2006年のJMRC北海道ダートラシリーズのJ4クラス、2015年の中四国地区戦ラリーでシリーズチャンピオンも獲っておられるという、速いドライバーさんなんです。
コ・ドライバーさんとしては「学生の頃に2回ほど先輩の横に乗って出たのと、社会人になってからは急遽代役で福永修さんの横に乗ったのと、2016～17年は金岡さんの横に、2018～19年は桝井さんの横に乗ったりしています」とのこと。パッと合わせられるその器用さがマクリンさんの魅力なのかもしれませんね。桝井さん曰く「ボクを速く走らせてくれるコ・ドライバーさんなんだよ」と絶賛してましたからね～。
マクリン大地さん（右）と桝井和寛さん（左）
さらにメカニックさんもできるということで、全日本、地区戦ともにメカニックでクラブ員さんのサポートをされたりしているそうです。モータースポーツどっぷりといった感じですよねぇ。実際、モータースポーツ以外での趣味をお伺いしてみたところ「ラリーのない週末もほとんど車いじってます。周りからは趣味は板金と言われています」ですって。たまに草野球もしていらっしゃるそうなので、ちょっと安心？しました（笑）。
そんなマクリンさんは、某自動車メーカーで車の開発をされているんです。試作車の実車評価をご担当されているということなので、そのうちどこかお仕事でお会いするチャンスがあったりして。そうなったら面白いですよねぇ～。その日を楽しみにしております！
とにかく全戦完走！が目標のマクリンさん、これからもラリー、そしてモータースポーツを楽しんでいってくださいね。
そうそう、マクリンとは、ご実家の幼稚園「マクリン幼稚園」のお名前だそうです。
コドライバーだけでなく、ドライバー、メカニックとしてもスゴ腕の桝井和寛さん
「マクリン大地さんにとってラリーとは？」
ラリーは個人競技に見えがちですが、ドライバーだけでなく、コドラにはコドラの、メカニックにはメカニックの役割と楽しさがあって、誰かが欠けると勝負にならない競技なので、実はチームワークが大事だったりします。
本職はドライバー（と思っている）なので、コドラをする時は自分が運転する時に欲しい情報とかは付け加えたり、ここはもっとこう走った方が良いみたいなことは言うようにしています。それが上手くタイムにつながると気持ちいいですね。
「マクリン大地さんからのメッセージ」
お子様はマクリン幼稚園に！
