【VW T-Roc】日本発表…VGJ社長「日本の道に理想的なサイズ」 価格は384万9000円から

VW T-Roc オンライン発表会
VW T-Roc オンライン発表会全 26 枚

フォルクスワーゲン(VW)グループジャパンは7月15日、新型クロスオーバーSUV『T-Roc』(ティーロック)を発売した。VWグループジャパンのティル・シェア社長は同日開いたオンライン発表会で「日本の道に理想的なサイズ」と述べた。

シェア社長は「先日、新しいVWブランドデザインを日本に導入して以来、T-Rocは最初の新型モデルとなる。T-Rocの使命は新型車であることに加え、VWが掲げているSUV攻勢のラインアップを完成させることでもある」と強調した。

さらに「T-Rocは『T-Cross』と『ティグアン』の間に入るサイズで、私たちはそれをジャストサイズ、つまり日本の道に理想的なサイズと呼んでいる」とも加えた。

その特徴についてシェア社長は「T-Rocは『ダイナミックで多彩なSUV』の長所と『コンパクトで俊敏なハッチバック』の長所を組み合わせたコンパクトなクロスオーバーモデル。主な特徴はスポーティで都会的な印象を醸し出すエクステリアデザイン。エクステリアもインテリアも異なる4つのグレードを提供することにより、デザインを重視するお客様の好みにも十分お応えできるものと確信している」と解説した。

T-Rocの投入で、VWが掲げているSUV攻勢のラインアップが出そろうことになるが、先行するティグアンやT-Crossとのすみ分けに関しては「T-Rocはスポーティなデザインが特徴であり、T-Crossは実用性および、ゆったり感を求められるお客様向けのもの、そしてティグアンはファッショナブルなクルマで知られているが、さらにそれに加えて高いパフォーマンス性能をSUVに求められるお客様向けという位置づけ」とした。

T-Rocを始めティグアンやT-Crossが属するコンパクトSUVセグメントは、日本のみならずグローバルでも激戦区となっている。シェア社長は「高度なデザイン性を誇るとともに、MQBプラットフォーム採用により、コンパクトな造りであるにも関わらず荷室容量をしっかりとるといった、実用性も優れるクルマになったと思う。またデジタル化、コネクティビティにも優れ、またVWのSUVとしては初めてツートーンカラーを採用したことで、お客様の好みにもしっかり応えることができるようになった」と自信を示した。

T-Rocの価格は384万9000~453万9000円で、全グレードで2.0リットルクリーンディデーゼルのTDIエンジンのみの設定となっている。シェア社長は「TDIはまさにこのクルマに最適であると考えての判断。実際、日本の市場においても非常に好感を持って受け入れられていると感じているし、このセグメント自体も伸びているということ、さらにしっかりとしたトルクおよびスポーティさ、長距離走行や燃費の良さといった様々な特徴を備えているTDIこそが日本市場にまずはぴったりであろうと考えた」と述べていた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る