FCAとPSA、合併後の新社名は「ステランティス」に決定

FCAとPSAグループの合併後の新会社「ステランティス」のロゴ
FCAとPSAグループの合併後の新会社「ステランティス」のロゴ全 3 枚

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)とPSAグループは7月15日、両社の合併後の新会社の名前を、「ステランティス」(STELLANTIS)に決定した、と発表した。

ステランティスとは、ラテン語の「stello」に由来し、「星で明るくなる」ことを意味する。ステランティスに決定したのは、FCAとPSAグループのそれぞれの豊かな歴史に敬意を表すとともに、自動車業界を変える合併を推進するエネルギーを表現しているという。

両社の対等合併によって、世界新車販売台数は、年間およそ870万台になる。フォルクスワーゲングループ、ルノー日産三菱アライアンス、トヨタグループに次いで、世界第4位の自動車グループが誕生する。

合併後の新会社は、高級車、大衆車からSUVやトラック、小型商用車に至るまで、すべての主要セグメントをカバーする。北米と中南米におけるFCAの強みと、欧州におけるPSAグループの強みを生かすことが可能になる。

また、車両のプラットフォーム、エンジン、新技術への投資を最適化し、規模を拡大することで、シナジー効果を追求する。量販モデルの3分の2以上を2つのプラットフォームに集約し、小型プラットフォームとコンパクト/ミッドサイズプラットフォームを、年間およそ300万台の車両が使用する。

なお、両社の合併プロジェクトの完了は、2021年第1四半期(1~3月)の予定だ。両社の株主による臨時株主総会での承認、独占禁止法や他の規制への適合が、合併プロジェクト完了の条件になる、としている。合併に合意する両社首脳(2019年12月)合併に合意する両社首脳(2019年12月)

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る