手ぶらでOK、新感覚キャンプ場…駅直結、カヌーやSUPサーフィンで八ッ場ダム湖を体感 8月1日オープン

川原湯温泉あそびの基地 NOA(8月1日オープン)
川原湯温泉あそびの基地 NOA(8月1日オープン)全 24 枚

群馬県吾妻郡長野原町。50年超の工期を経て完成し、ことし3月に竣工した八ッ場ダム。その建設にあわせ、ダム南側の高い位置に移設した川原湯温泉駅に、「電車で、クルマで、手ぶらで、キャンプ&バーベキュー&アクティビティ」をうたう新スポットが誕生した。

その名も「川原湯温泉あそびの基地 NOA」。八ッ場あがつま湖(八ッ場ダム)に面したコンパクトなキャンプ場をはじめ、カヌーやSUPサーフィンが楽しめるアクティビティポート、カフェや温浴フロアがある2階建て施設などで構成される新エリアで、8月1日にグランドオープンする。

「とにかくなんでも手ぶらでOK」という川原湯温泉あそびの基地 NOAは、東京から上越新幹線(高崎 乗り換え)吾妻線普通電車で2時間40分、または上野から特急 草津 で2時間50分、関越自動車道(渋川伊香保IC)経由でクルマで2時間半前後というアクセス。

川原湯温泉駅で電車を降りて10分後には、八ッ場ダムの水面からそよぐ冷たい風にあたりながら、バーベキューを始められる。また、一般駐車場のほか、クルマをキャンプサイト横にとめられるオートキャンプサイト(6サイト)や、キャンピングカー+タープで楽しめるモーターホームサイト(6サイト)もあり、クルマをつけてすぐに本格キャンプを始められる。

注目のキャンプ用品がずらり、結婚式2次会や社内研修にも

川原湯温泉あそびの基地 NOA(8月1日オープン)川原湯温泉あそびの基地 NOA(8月1日オープン)キャンプ好きも料理好きも「おっ!」と思わせるのは、現場に整然と並ぶ機材。キャンプ用品は、ガス BBQ グリル weber GENESIS シリーズ、ツーバーナー Camp Chef YUKON、tent-Mark DESIGNS ハイテーブル、tent-Mark DESIGNS スパイスボックス、OPINEL キッチンナイフ、クーラーボックス(スタンド付)、SOTO ダッチオーブン、LODGE スキレット、UNIFLAME カトラリーセット、シエラカップ、GSI皿、ボウル、UNIFLAME キャンプケトルなど、「一回使ってみたかった」と思うギアがそろっている。

各サイトには、全天候対応の屋根と大型のガスグリルとツーバーナーを置き、バーベキューに必要な調理器材とカトラリー類もすべてセットし、手ぶらでキャンプ、日帰りBBQ、さらに貸し切りパーティーや結婚式の2次会などにも利用できる。

「手ぶらでキャンプやBBQ、八ッ場ダムアクティビティを楽しみたいという県外の人たちから多く予約が入っている。そのほかにも、これまで高崎や大宮、都内などで結婚式を考えてたカップルが、『地元 群馬県の自然のなかで』とか、『最も新しいスポット、八ッ場ダムを望みながら結婚パーティをやってみたい』という想いでみにくる」

「これまでにない考え方でプランする企業や団体も。結婚式2次会やパーティ、社内研修、スポーツチームの合宿、ムービー撮影など。大型車もとめられて、宿泊もできるので、夜は八ッ場ダムの静寂と星空を愛でながらお酒も楽しめる」(担当者)

電車みながらBBQ、八ッ場ダムにざぶーん、水陸両用バスを自動化

川原湯温泉あそびの基地 NOA(8月1日オープン)川原湯温泉あそびの基地 NOA(8月1日オープン)電車好きやファミリーにもウケそう。キャンプやBBQを楽しんでるすぐ脇を、吾妻線の211系や651系特急「草津」などが、ガタゴトと走る。川原湯温泉あそびの基地 NOA から3分ほど歩くと八ッ場ダムの水に浸かることもでき、カヌーやSUPサーフィンも体験できる。

ハワイ発祥のSUPサーフィン(Stand Up Paddle Surfing)は、ボードの上に立ってパドルでこぐスタイルのアクティビティ。 トレーナーのアドバイスを受けながら、八ッ場ダムの対岸まで行ってみると、水に沈んだ集落の残照や、崖のいたるところから落ちてくる滝、ダムの上に架けた巨大なコンクリート橋の橋脚といったダイナミズムを体感できる。

7月中旬、晴れた日に八ッ場ダムでSUPサーフィンを試し、撃沈しても「意外と気持ちいい」と感じるぐらいの水温。キャンプ場に戻って蒔風呂に入るのもいいし、新施設にある温泉「笹湯」に浸かるのもいい。もちろん温泉からも蒔風呂からも、八ッ場ダムや吾妻線電車が眺められる。

そしてこの八ッ場ダムには、新たなモビリティも走り出した。八ッ場ダムの水面と陸上を両方行ける、水陸両用バスだ。長野原町が初めて導入した八ッ場ダム水陸両用バスは、“もうひとつの世界初”がある。それは、自動化へむけた実証実験だ。

事業名「水陸両用無人運転技術の開発~八ッ場スマートモビリティ~」。事業代表者はITコンサルティングのITbookホールディングス。コンソーシアムメンバーは、長野原町(水陸両用車保有・湖面管理)、日本水陸両用車協会(運航)、埼玉工業大学(自動運転技術)、エイビット(ローカル5G通信)。水陸両用バスの自動化、遠隔操作などの実現にむけ、2021年2月までに自動運転システム各機器を車両に取り付け、2022年2~3月に1週間程度、実証実験していく。川原湯温泉あそびの基地 NOA(8月1日オープン)川原湯温泉あそびの基地 NOA(8月1日オープン)

《レスポンス編集部》

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