BBSとホンダが軽量高剛性アルミホイールを共同開発、シビックタイプR リミテッドエディションに装着[動画]

アルミホイールが車両全体での20kg以上の軽量化に大きく貢献

エンジン冷却性能を向上させる新フロントグリル

最大出力306hpの2.0ターボを北米仕様に搭載

ホンダ・シビック・タイプR 改良新型のリミテッドエディション(北米仕様)
ホンダ・シビック・タイプR 改良新型のリミテッドエディション(北米仕様)全 13 枚

ホンダの米国部門は7月16日、改良新型『シビックタイプR』(Honda Civic Type R)の「リミテッドエディション」に専用装着される軽量高剛性なBBS製アルミホイールの共同開発の舞台裏を紹介した映像を公開した。

写真:ホンダ・シビック・タイプR 改良新型のリミテッドエディション

リミテッドエディションには、改良新型シビックタイプRのすべてのアップデートに加えて、究極のストリートリーガルサーキットマシンを目指して、専用チューニングが施されている。同車は2020年後半、米国市場へ600台が限定導入される予定だ。

アルミホイールが車両全体での20kg以上の軽量化に大きく貢献

リミテッドエディションのハイライトは、軽量化にある。足回りには、BBS製の軽量鍛造20インチアルミホイールを装着し、バネ下重量を8.2kg低減する。また、防音材を削減し、リアワイパー、トノカバー、リアヒーターダクトなどを廃止した。これにより、12.7kgの軽量化を実現する。

シングルピースのフロントブレーキローターは、耐フェード性を高め、バネ下重量を減らしてブレーキ性能を向上させる目的で、2ピースのローターに変更された。より耐フェード性の高いブレーキパッドも採用した。ブレーキペダルは、ブレーキ作動する前の遊びを、およそ17%減らし、ダイレクト感を高めた。さらに、新しいフロントブレーキシステムにより、バネ下重量が片側1.1kg、合計で2.2kg削減され、乗り心地とハンドリングの両方のパフォーマンスを向上させている。

サスペンションは、ダンパーを専用チューニングした。コントロール性能とフィードバックを引き上げるために、ステアリングにも再チューニングを施している

エンジン冷却性能を向上させる新フロントグリル

過去のタイプRの限定モデルに敬意を表して、改良新型シビックタイプRのリミテッドエディションは、専用ボディカラーのフェニックスイエローで塗装する。さらに、ルーフ、ドアミラーカバー、ボンネットのエアダクトには光沢ブラック塗装を施した。リアハッチには、ダーククローム仕上げのシビックエンブレムが装着される。

バンパーカットアウト部分にボディカラーのアクセントが追加された新デザインのバンパーを装備する。さらに、開口部が13%大きくなった新デザインのフロントグリルを採用した。これは、改良されたラジエーターとの相乗効果で、サーキット走行などでのエンジン冷却性能を向上する。ホンダによると、エンジン冷却水の温度を最大18度低下させるという。大型化されたフロントグリル開口部に起因するフロントダウンフォースのわずかな減少は、バンパーの下に新デザインのフロントスポイラーを装備することで解消した。フロントバンパー両端には、新たにリブ付きセクションが設けられた。

インテリアには、新デザインのアルカンターラ仕上げのステアリングホイール、スエード製シフトブーツを備えた新デザインのシフトレバーが装備された。新しいシフトレバーの形状は、1997年に登場した初代シビックタイプRを連想させるものとした。このシフトレバーには、シフトフィールと精度を向上させるために、90gのウェイトを内蔵する。限定車であることを示すシリアルナンバープレートが装着された。

最大出力306hpの2.0ターボを北米仕様に搭載

エンジンは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリン「VTEC」ターボが搭載される。北米仕様の場合、最大出力は306hp、最大トルクは40.8kgmを引き出す。クロスレシオの6速MTとLSDを介して、前輪に駆動力が伝達される。

ドライバーは3つのドライブモードとして、「コンフォート」、「スポーツ」、「+ R」が切り替えられる。選択したモードに応じて、サスペンションの硬さ、ステアリングアシスト、スロットルレスポンスが変化する。新採用のアクティブサウンドコントロールは、選択されたドライブモードに合わせて、室内サウンドを最適に調整する。

ホンダの米国部門は、この『シビックタイプRリミテッドエディション』に専用装着される軽量高剛性なBBS製20インチアルミホイールの開発の舞台裏を紹介した映像を公開した。ホンダは複雑な鍛造プロセスにより、シビックタイプRリミテッドエディションのBBS製ホイールは、高度な素材密度と軽量化を実現し、俊敏性とスピードの理想的な融合を可能にした、としている。

《森脇稔》

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