ボッシュが新事業部門、車載ソフトとエレクトロニクスを集約…2021年設立

ボッシュのソフトウェアとエレクトロニクス事業部門
ボッシュのソフトウェアとエレクトロニクス事業部門全 5 枚

ボッシュ(Bosch)は7月21日、ソフトウェアとエレクトロニクスを集約する新事業部門を、2021年初頭に設立すると発表した。

写真:ボッシュのソフトウェアとエレクトロニクス事業部門

現代の自動車は、ソフトウェアとエレクトロニクスによって変化を遂げている。ソフトウェア集約型電子システム市場は、現在から2030年までに、年間約15%成長すると見込まれている。ボッシュはこの市場で主導的地位を強化するため、新事業部の「クロスドメイン コンピューティング ソリューション」を設立する。2021年初頭から、電子システムと必須ソフトウェアはすべて、約1万7000人の従業員を擁する同事業部からワンストップですべての顧客に提供される。

車両システムにおける高度な電気・電子化やソフトウェアの重要性は、急激に増している。その結果、自動車の開発はますます複雑化してきた。新事業部は、事業領域をまたいだソフトウェアとエレクトロニクス向けソリューションを通じて、この複雑さを低減することを目指す。

さらに、新たな車両機能を実装するまでの大幅な期間短縮を図る。ボッシュはこれを実現するために、先進運転支援システム(ADAS)、自動運転、カーマルチメディア、パワートレイン、ボディエレクトロニクスの各分野のソフトウェアエンジニア、電気・電子系エンジニアを、新部門に配属している。

新設のクロスドメイン コンピューティング ソリューション事業部では、将来的には車両コンピューターとコントロールユニットの基盤となるソフトウェア、駐車支援やレーンキープアシストシステムから音楽ストリーミングに至るまでの幅広い車両機能を担うソフトウェアの両方を開発する予定、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…岩貞るみこ
  2. トヨタとパナソニックの合弁、新型リチウムイオン電池生産開始…レクサス『RZ』やスバル『ソルテラ』に搭載
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. 米倉涼子と覚醒剤オトコとヤナセの関係---『FRIDAY』
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る